Tokyo Atrial Fibrillation Summit

 マンダリンオリエンタル東京で開催された、Tokyo Atrial Fibrillation Summitに出席しました。直接トロンビン阻害剤ダビガトランの研究会です。
 大阪医療センターの是恒之宏先生からは、不整脈の専門医の立場から、ワルファリン以来50年ぶりの新しい抗凝固療法が追加された影響についての講演がありました。日本人の心房細動の有病率は90万人と報告されていますが、このデータが健康診断をもとにしたものなので、一過性心房細動(pAf)も入れるとこの1.5倍程度ではないか、とのことでした。是恒先生の外来は、ワルファリンコントロールの方が多いので、PT-INRの採血結果待ちが絡んでくるわけですが、ダビガトランの登場で、外来はスムースになりそう。PT-INRの測定が困難なご開業の先生にも使いやすく、病診連携も変わりそうです。

コメント

このブログの人気の投稿

北村伸先生(1950-2024)

老年精神医学雑誌第35巻第12号 特集 「認知症疾患の診断に必要な検査」

「森の病院」  成田リハビリテーション病院