私のポスター:the 17th International Congress of Parkinson's disease and movement disorders

The 17th International Congress of Parkinson's disease and movement disordersも2日目。私は、PETと振戦・固縮の相関を検討したポスターを出しました。
TMSX PETを用いたパーキンソン病のアデノシンA2A受容体の論文はこちら。健常者の論文はこちら。A1とA2Aの加齢変化の違いはこちら

今回の研究は、未治療パーキンソン病患者において、ドパミントランスポータ・ドパミンD2受容体・アデノシンA2A受容体の線条体での分布と、振戦・固縮のUPDRSスコアの相関を見たもの。ドパミントランスポータは振戦・固縮と相関がありましたが、D2・A2Aは相関がありませんでした。受容体側はドパミン欠乏の代償として動いていると思われます。その他にも、コリン・グルタミン酸など、様々な代償機構が関与しているのですが、代償の関与の比率は個人差があると思われます。で、ドパミントランスポータが相関しても、受容体の相関は弱いのではないかと思っております。




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