AD Web Conference
AD Web Conferenceにおいて、抗アミロイドβ抗体薬について講演しました。
抗アミロイドβ抗体薬は、早期アルツハイマー病が対象。こちら(lecanemab)とこちら(donanemab)。したがって、いかに早く専門医を受診するかが重要です。米国では健診で認知症チェックがあるらしいが、日本は介護保険導入時の受診が多い、こちら。
大田区は大田区もの忘れ検診があります。東京労災病院で抗アミロイドβ抗体薬を実施できる患者は90%以上がクリニックからの紹介です。
早期の認知症・軽度認知障害の診断も重要です。こちらの特集を組みましたのでぜひご参照を。
アルツハイマー型認知症では初期から後部帯状回の脳ブドウ糖代謝が低下、こちらとこちら。脳血流SPECTでも同様の所見があります。しかし例外も経験しました。ビタミンB12欠乏症の認知症だった例も特集冒頭に掲載しました。
アミロイドPETイメージング剤の適正使用ガイドライン 改訂第4版はこちら。アミロイドPETが陰性なら、認知機能障害の原因疾患がアルツハイマー病である可能性は低いと判断できますが、陽性の場合はアルツハイマー病の可能性はありますが、他の疾患による認知症の場合もありますし、認知機能正常者の場合もあり。レヴィ小体型認知症ではcomon formがアミロイド病理がありますから、陽性になる例あり、こちら。アミロイドPET施行した最初の剖検例はレヴィ小体型認知症でした。
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