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5月, 2011の投稿を表示しています

Tokyo Atrial Fibrillation Summit

 マンダリンオリエンタル東京で開催された、Tokyo Atrial Fibrillation Summitに出席しました。直接トロンビン阻害剤ダビガトランの研究会です。  大阪医療センターの是恒之宏先生からは、不整脈の専門医の立場から、ワルファリン以来50年ぶりの新しい抗凝固療法が追加された影響についての講演がありました。 日本人の心房細動の有病率は90万人と報告されています が、このデータが健康診断をもとにしたものなので、一過性心房細動(pAf)も入れるとこの1.5倍程度ではないか、とのことでした。是恒先生の外来は、ワルファリンコントロールの方が多いので、PT-INRの採血結果待ちが絡んでくるわけですが、ダビガトランの登場で、外来はスムースになりそう。PT-INRの測定が困難なご開業の先生にも使いやすく、病診連携も変わりそうです。

流山中央病院講演会

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流山中央病院系列のはまなす苑で開催された講演会で、脳卒中に関する講演をいたしました。東葛北部の中では、流山中央病院脳神経外科は、最もactiveに活動している施設のひとつです。急性期病院ですが、回復期病床も併設していて、急性期病院の主治医が引き続きリハビリテーション病棟の主治医でもあるそうで。患者さんは安心です。脳卒中地域連携パスも不要。系列の療養型施設もいくつかあります。

第2回千葉北脳卒中地域連携パス研究会

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 ウィシュトンホテルユーカリにおいて、第2回千葉北脳卒中地域連携パス研究会が開催されました。この会は、 印旛脳卒中地域連携パス の会議です。2010年11月の世話人会で日程や内容を決定しました。しかし、大震災で開催そのものも危ぶまれましたし、演者の異動があり内容の修正もありました。正式なプログラムが完成したのが遅かったので、参加者が少ないのではと思われましたが、140名以上のご参加をいただきました。  今回は、行政と医師会にプレゼンをお願いしました。印西市印西地域包括支援センターの山田美香子先生からは、ケアマネージャーに地域連携パスは認知されてるものの、実際に受け取ったことがほとんどない現状が提示されました。印西市が在宅のリハビリテーションを提供する施設が少ないことも問題です。新八千代病院高橋朋之先生からは、リハビリテーション病院のソーシャルワーカーの立場から、千葉県共用脳卒中地域連携パスの運用状況が報告されました。1年で170例以上、地域生活期に向けて発行されたそうです。八千代市と印西市の違い? あるいは、かかりつけ医でパスが止まっている? パスの普及から、評価も重要であると。印旛市郡医師会の志津雄一郎先生からは、アンケート調査から見えた急性期病院の施設格差が明らかに。パス発行数もそうだし、紹介/逆紹介の割合も相当違いました。日本医科大学千葉北総病院は、千葉県共用脳卒中地域連携パスを作成するためのデータベースを、オーダリングシステムとリンクしたので、着実に発行されております。  有田内科整形リハビリクリニックの有田元英先生をお招きして、リハビリテーションの診療所の役割について、ご講演いただきました。最近は、慢性期の拘縮であっても、フェノールブロック療法やボトックスなど薬物療法を併用しながらリハビリテーションを実施することで、ADLをあげることが可能なようです。  最後はパネルディスカッション。印旛脳卒中地域連携パスの会議では、いつも議論が白熱します。千葉県共用脳卒中地域連携パスは、それなりの分量があり、批判もあります。ただ、そもそも何故パスができたか。医師によっては紹介状の内容が2〜3行程度のものもあるし、「急性期病院の自慢話」が中心で回復期施設が欲しい情報が欠落していることも少なくない。その情報の質を担保するために、共通のフォーマットができたわけで。分量が

アデノシンA2A受容体に関するNeurologyの論文

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Neurology May 24, 2011 vol. 76 no. 21に、 [C-11]SCH442416 PETを使ってパーキンソン病のジスキネジアの有無によるアデノシンA2A受容体分布の違いを見た論文 が出ました。 私どもの論文がPLos ONEに掲載されたことは 以前に書きました 。その論文は こちら 。無料でフル論文がダウンロードできます。 今回は競争でした...

第52回日本神経学会総会終了

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 今回の学会は企画が工夫されていました。「朝から晩まで神経内科」がそのひとつです。今後専門医を目指す先生向けの講演です。いつも朝開催される教育講演よりも、実際の日常診療に直結するレクチャーです。Movement disorderの学会では毎回ありました( ここ や ここ をご参照)。大学教育でObjective Structured Clinical Examination (OSCE)が導入されていますが、学生をチェックする側も、エキスパートの診療は大変勉強になります。相模原病院長谷川一子先生の不随意運動の見方を拝聴しましたが、chorea acanthosisではchoreaは体幹に多い、ジストニアの歩行は前向きより後ろ向き歩行の方がうまいし、走る方がスムースなど、ビデオでも拝見できました。ただ、大混雑で会場には入れませんでした。名大のスタッフのお話では、同時進行のシンポジウムなども面白い企画ぞろいだったので、予想できなかったそうで。日本医科大学第二内科も脳卒中学会を開催予定ですが、学会運営は難しいですね。  5月17日のオープニングセミナーでは、脳の可塑性についてのお話を聞きました。東京大学尾藤晴彦先生からは、分子機構についてのお話でした。シナプス刺激でCREBを介したmRNA転写があるとか。Arcについては こちら 。synaptic activity response element (SARE)は こちら 。福島県立医科大学の宇川義一先生からは、磁気刺激によるヒト脳の可塑性についての講演でした。宇川先生が「Hamada先生はラッキーだった」と評したquadripulse stimulation (QPS)の論文は こちら と こちら 。 こちら も。神経内科医としては、最終的に治療に結びつけたいわけですが、疾患脳では結果がまちまちでevidenceとして出すのはむずかしいそうです。やっぱりanimal studyを先行させるべきとのことでした。森之宮病院服部憲明先生からは、リハビリテーションの立場から、constraint-induced movement therapy (CI療法)などの効果をfMRIなどで評価した研究が紹介されました。  全員懇親会では、いろいろな情報を収集できました。名古屋名物の有名店が一堂に会し、手羽先・きしめん・海老フ

第52回日本神経学会総会

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 名古屋国際会議場で開催中の、 第52回日本神経学会総会 に出席中です。  今回は、シンポジウムや教育セミナーなどの企画が面白いものが多いです。

脳卒中ノート: 東京都脳卒中救急搬送体制実態調査報告会

脳卒中ノート: 東京都脳卒中救急搬送体制実態調査報告会 : 東京都庁で開催された、東京都脳卒中救急搬送体制実態調査報告会に出席しました。この報告書が サイトにアップされている ことは すでに書きました 。 1ヶ月、全ての救急搬送を調査し、脳卒中救急の実態を調査した画期的なものです。Cincinnati Prehospital Stroke Scale(CPSS)を使用した救急隊の脳卒中判断の感度(82.4%)・特異度(97.9%)の高さには驚きました。脳卒中ではないと判断した時の的中率は99.3%。全脳梗塞の2%程度しか実施されていないrtPAの血栓溶解療法は、脳梗塞258件中18件で7.0%。都全体のデータですから、施設によっては相当高い実施率を実現したものと思われます。3次救急の日本医科大学付属病院は、重症が多いのでかなり低いです... 他府県もまねしなければなりません。ただ、病院数と医師数が東京都と格段に違います...

第2回千葉北脳卒中地域連携パス研究会開催のお知らせ

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第2回千葉北脳卒中地域連携パス研究会が、2011年5月25日に開催されます。リーフレットは こちら から。 ふるってご参加ください。

Tilt Shift by Photoshop

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Firenze Chicago ここ とか、 ここ とか、 ここ が参考になりました。