投稿

9月, 2023の投稿を表示しています

第2回京浜NeuroSeminar

イメージ
第2回京浜NeuroSeminarでパーキンソン病の講演をしました。 私の症状ノートのピクトグラムは こちら 。 パーキンソン病診療ガイドライン2018は こちら 。 パーキンソン病の非運動症状は こちら 。 便秘のThe Honolulu Heart Programは こちら 。 Body-first・Brain-Firstは こちら と こちら 。 パーキンソン病の消化器症状は こちら 。 認知症の自律神経症状は こちら 。   イタリアと比べ、ガーナではパーキンソン病の診断・治療開始が遅れるため、honeymoon periodが短い、つまり、治療開始が早いと悪化も早いということではない。 こちら 。早期に治療開始する方が良いということです。 ドパミントランスポータなどの変化を論じた私たちの論文は こちら 。進行に伴いドパミン系シナプス前機能が低下していくのですが、つまり、初期の段階では内因性のドパミンがあり、シナプス前機能もある程度は残存しているので、その機能も有効利用。 サフィナミドの痛みに対する効果は こちら と こちら 。 Lee Silverman Voice Treatmentは こちら 。

第12回日本認知症予防学会学術集会

イメージ
 朱鷺メッセで 第12回日本認知症予防学会学術集会 が開催されました。 オンデマンド配信は、10月2日(月)~10月31日(火)。 2023年8月21日厚生労働省の専門家部会はレカネマブの製造を承認しました。また、flutemetamol(ビザミル静注)・florbetapir(アミヴィッド静注)におけるlecanemabの適応を考慮した効能追加を厚労省の薬食審・医薬品第一部会が承認しました。薬価などが本年度中には決まると思われ、巷では盛り上がっています。が、現場の先生方と情報交換会などで議論したところでは、まず「初期アルツハイマー病」をいかに拾い上げるか、APOE4などバイオマーカーをどこまでやるか、迷っている状況でした。 私は、COVID-19入院患者が6波・7波になるにつれ、認知症ケアチームの介入率が上がったという口演をしました。ワクチンの普及・経口抗ウイルス薬の登場で多くの方が自宅療養可能となりました。しかし中等度以上の認知症患者では、隔離や服薬が守れないことがあり、施設のクラスターなどで保健所より要請があったり自宅療養が困難だったりした結果と思われます。5類感染症に移行後も、認知症患者での感染予防対策は重要と思います。例えば施設入所中の方であれば、自らの行動で外から感染することは考えにくく、スタッフ・家族など外部から持ち込むことがほとんどです。手指消毒・マスク・ワクチン接種などでかなり減らせます。 ランチョンセミナーでは、 鳥取大学認知症予防学講座 浦上克哉先生より、 嗅覚スクリーニングキット による早期診断の講演がありました。嗅覚機能障害を改善するためのアロマセラピーのための浦上式アロマオイルは こちら 。 東北大学加齢・老年病科の冨田尚希先生からは高齢者診療についての講演でした。5 Pillar Model of Post Diagnostic Supportは こちら 。 NIA-AA Numeric Clinical Stagingは こちら 。hearWHOは こちら 。comprehensive geriatric assessment (CGA) に関する冨田先生の論文は こちら 。ICOPE ハンドブックは こちら 。 最終日は認知症予防専門医スキルアップセミナーのお手伝いをしました。