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4月, 2008の投稿を表示しています

Positron Emission Tomography for Brain Research

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Journal of Nippon Medical School に、総説が掲載されました。 Mishina M: Positron Emission Tomography for Brain Research. J Nippon Med Sch 75(2) 68-76, 2008 でも、webにあるのはまだ前号までです...

第6回千葉めまい・平衡障害研究会

京成ホテルミラマーレで開催された、第6回千葉めまい・平衡障害研究会に参加しました。メニエール病はストレスが起因しているんですね。

Fighting Vascular Events in Tokyo 2008

ザ・プリンスパークタワー東京で開催された、Fighting Vascular Events in Tokyo 2008に参加しました。まずは、国立循環器病センターの北風政史先生より、心臓とアデノシン・NOに関する講演がありました。北風先生のご講演は、 脳卒中学会のランチョンミーティング でもお話をお聞きする機会がありましたが、今回も懇親会でいろいろご指導いただきました。先日、 Dr. SchwarzschildらのArch Neurolの論文 で、尿酸値が低いほどパーキンソン病が進行しやすいと報告されました。アデノシンの最終産物が尿酸ですが、心筋梗塞や心不全でも、尿酸値低下が症状の悪化と関連があるかをお聞きしました。しかし、尿酸値高値は明らかにリスクファクターだが、逆は考えにくいとのことでした。また、アデノシンと尿酸の量は、アデノシンがpico molオーダーであるのに対し、尿酸は圧倒的に多く、虚血でアデノシンがワッと増加しても、血中尿酸値に影響は与えないとのことでした。ただし、脳内で尿酸の産生が少ないにしても、同じ遺伝子多系の酵素が肝臓など他臓器にあるわけで、何らかの関連がある可能性もあるということです。

第105回日本内科学会総会

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東京国際フォーラムで開催中の、第105回日本内科学会総会に出席しました。まずは、慢性腎臓病(CKD)と心疾患のシンポジウム。脳卒中とCKDの関連について興味があったのですが、心臓関連ではずいぶん研究が進んでいます。腎臓の細動脈と脳の穿通枝の類似がわかりました。午後は内科救急のシンポジウム。脳卒中については、血栓溶解療法を効率よく実施するためのシステム作りが話題になりました。胸痛のところでも医療崩壊が問題となりました。急性腎不全ではなく、Acute kidney injuryというそうです。低容量ドパミンは以前は腎血流増加と称してよく用いていましたが、予後改善や透析回避のエビデンスがないと、LancetやAnn Int Medに載っているそうです。脳梗塞やパーキンソン病の治療も私が研修医だった頃とは大違いですから、他の領域も当然進歩している訳です。最近は専門外の論文は読みませんので、専門外領域の耳学問は大事です。

第9回千葉神経難病研究会

千葉市の京成ホテルミラマーレで開催された、第9回千葉神経難病研究会に参加しました。一般演題の症例報告は、日常臨床に応用できる大事な事項が話題にでてきました。特別講演は昭和大学河村満先生で、パーキンソン病と扁桃体というタイトルで、社会性認知機能や感情行動の視点からのご講演がありました。以前先生が老人研PETでプレゼンされたときの研究打診の成果の一部も見ることができました。

脳深部刺激術

脳深部刺激術5例目を行いました。