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12月, 2009の投稿を表示しています

「第1回千葉県脳卒中連携の会」運営会議

千葉県医師会大会議室で開催された、「第1回千葉県脳卒中連携の会」運営会議に参加しました。 第1回千葉県脳卒中連携の会にご参加希望の方は、 PDF をダウンロードしてください。

All-in-One Mac Project for Neuroimaging: MacでDr.View/Linuxを走らせる

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 MacでDr.View/Linuxを走らせるための 非公式マニュアルを公開しました 。

「第1回千葉県脳卒中連携の会」第2回プログラム委員会

東京湾岸リハビリテーション病院で開催された、「第1回千葉県脳卒中連携の会」第2回プログラム委員会に出席しました。

ウイングアーク テクノロジーズ

印旛脳卒中地域連携パス で千葉県共用パスに移行するには、私の作成したデータベースを大幅改変する必要があるのですが、なかなか時間が... そこで業者を当たっていたのですが、電子データとして出せないなど、制限がありました。今日は、 ウイングアーク テクノロジーズ のStraFormのプレゼンテーションをお聞きしました。私としては満足なシステム。後は導入費用。導入にこぎつけるかどうか...

第二内科の忘年会

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  Elements で開催された、日本医科大学第二内科の忘年会に参加しました。普段千駄木本部に行かないので、貴重な情報収集。 印旛脳卒中地域連携パス にもご参加いただいている、 九十九里病院 にもバイトを出しているそうな。そして、 いすみ医療センター にも。これら山武長生夷隅保健医療圏は、端っこの勝浦市にある塩田病院以外に常勤の脳卒中専門医がいるところがなく、必要な場合は、千葉県循環器病センターや亀田総合病院にお願いしているそうです。ちょっと前は、山武市は印旛と一緒だったんですが。ウーム。今後千葉県の急性期脳卒中診療体制を整えなければならないのですが、昼間はドクターヘリを活用して保健医療圏を取っ払った発想が必要かもしれません。

エパデールS発売10周年記念講演会

 パレスホテル大宮で開催された、エパデールS発売10周年記念講演会に行きました。  徳島大学佐田正隆先生は、JELISで証明されたEPAの作用機序について解説がありました。細胞膜を構成するアラキドン酸(AA)がイコサペント酸(EPA)に替わることにより、血小板凝集や 炎症作用が減弱 します。単に脂質異常の改善だけではないようです。心筋梗塞は、動脈硬化により徐々に狭窄が進行することは少なく、ほとんどは脂質沈着に富んだプラークが破綻して閉塞し起こるのだそうです。そのプラークには新生血管ができて、プラークに栄養や細胞を送り、プラークが大きくなっていく。この新生血管をEPAは減らします。EPA/AAは欧米では0.1くらい、魚食の日本人は0.5くらい。これをエパデール内服で1以上にし、JELISの結果になるわけです。  小倉記念病院横井宏佳先生は、インターベンション医の立場から、EPAの効果が説明されました。薬剤溶出性ステント(DES)が再狭窄を減少させましたが心臓死は減らさないことは 以前書きました 。LDLが100mg/dl以下にコントロールされていても、心筋梗塞が再発することは少なくないのですが、多くは再狭窄ではなく、新規病変が起こってしまう。コレステロールとは独立したリスクとして、低EPAがある。ECAS前に1ヶ月statinとEPAを投与しプラークを安定化、その後CASを実施すると、広げたときに微小血栓が末梢に飛ぶのを防げるらしいです。  岡山大学伊藤浩先生は、AAとEPAの違い、インスリン抵抗性、EPAは魚の体内で作られるのではなく、植物性プランクトンを食して体内に蓄積していることなど、お話がありました。  パネルディスカッションで、心血管イベントの予防におけるEPAの役割について議論されました。

臨床班忘年会

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 パークホテル東京のサロン クリストフルで臨床班忘年会を開催しました。シェフは 吉野建さん 。  SPECT、アミロイド、電子カルテや研修医制度などなど、さまざまな話題とフレンチを楽しみました。

千葉県共用地域医療連携パスワーキンググループ第3回脳卒中部会

千葉県医師会で開催された、千葉県共用地域医療連携パスワーキンググループ第3回脳卒中部会に出席しました。ご開業の先生方にまだまだ浸透していない実態が明らかになりました。 印旛脳卒中地域連携パス(InCliPS) でがんばっているつもりでしたが、印旛地区も例外ではないようです。一つはわかりづらいということ。もう一つは、脳卒中後の患者さんなので、在宅リハなどの体制が整っているクリニックに集中しているのかもしれません。また、回復期施設退院後にリハビリテーションが中止されてしまい、廃用が進む傾向にあるようです。 以前書いた相澤病院のように 、千葉県でもリハビリテーション専門医の定期的なチェック体制が必要です。

カウンターが1万を突破しました

このブログのカウンターが1万を突破しました。ありがとうございます。 Google Analytics によると、このブログは毎日50〜100人の閲覧があります。今後ともよろしくお願いいたします。

Fores Of OppressionがJ-waveで

祝賀会の帰り、J-waveの番組「 Otoajito 」で、The Pop GroupのFores Of Oppressionが流れました。ゲストの大沢伸一さんは2つ違いか... Fores Of Oppressionが入っているレコード、「For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?」はずっと手元にあったのですが、家のスペースがいよいよなくなったので、先月Disk Unionに出したばかり。CDはずっと発売延期。

脳神経センター開設15周年記念祝賀会

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ヒルトン成田で、脳神経センター開設15周年記念祝賀会が開催されました。当センターは、病院スタッフの努力だけでなく、印旛脳卒中地域連携パス(InCliPS)参加施設など周辺機関に支えられておりました。

第16回New Horizon for Neurosciences

 東証ホールで開催された、第16回New Horizon for Neurosciencesに参加しました。  東京都健康長寿医療センター村山繁雄先生からは、嗜銀顆粒型認知症の講演がありました。嗅内野と扁桃核のジャンクションに該当する迂回回の萎縮が特徴で、左右差があります。MMSEは意外と高得点で、アリセプトのnon-resonderが多いそうです。PIBの陽性例もあり、今後の検討が待たれます。  大悟病院三山吉夫先生からは、前頭側頭型認知症、特にmoter neuron diseaseを合併する三山病についての講演がありました。TDP-43陽性です。  横浜ほうゆう病院小阪憲司先生からは、レヴィ小体型認知症について講演がありました。REM睡眠時行動異常が認知症発症前に認められることがあるようです。pure formは若年発症が多く、初発がパーキンソニズムのことが多いそうです。  東京都健康長寿医療センター石井賢二先生は、PETによる認知症診断、嗜銀顆粒型認知症、前頭側頭型認知症、レヴィ小体型認知症の画像が提示されました。前頭側頭型認知症で異常が出る領域は、加齢変化がある領域、加齢変化との区別が必要です。画像診断で、経時的変化も重要と。アルツハイマー病は変化が早く、嗜銀顆粒型認知症はマイルド。アミロイドイメージングもこれらの疾患の鑑別に利用できますが、negativeならアルツハイマー病は否定できるが、positiveの場合は病態を熟慮する必要があります。  終了後、外に出ると大雨、成田での日本医科大学千葉北総病院脳神経センターのパーティーに急いだのでした...

第9回オザグレル学術講演会

 東京ガーデンパレスで開催された、第9回オザグレル学術講演会に参加しました。  東京都済生会中央病院の足立智英先生から は脳卒中データバンク におけるオザグレルの使用状況についての講演がありました。重症例でオザグレルとアルガトロバンを併用する傾向にあるということですが、このデータは、投与時期が不明なため、重症化したから投与開始したのか、初療時から投与していたのかはわからないそうです。  日本医科大学神谷信雄先生からは、自身の 骨髄単核球細胞移植についての研究 が紹介されました。MRIの造影剤超常磁性酸化鉄(superparamagnetic iron oxide particles, SPIO)を応用して、細胞が梗塞巣近くに遊走している様子も証明されていました。論文が待たれます。  札幌医科大学本望修先生からは、体性幹細胞による脳梗塞治療の講演がありました。 2007年のNHKの番組 は衝撃的でしたが、MRIのFLAIR画像の病巣が投与翌日に縮小傾向にあったと開設されたコンソール画像には懐疑的に思っておりました。しかし、今日経時的に撮影されたものを並べていただき、確かに縮小したことがよくわかりました。テレビでは、このような画像の変化は向かないんでしょうか。それにしても、全麻痺の状態が投与翌日には動きだす、それも急性期ではなく慢性期に効果があるのは画期的です。骨髄間葉系幹細胞が病巣に遊走して、神経栄養因子などを放出するのが効果の機序として考察されています。ますますリハビリテーションが重要だと思いました。拘縮しては動きませんから。骨髄の細胞のうち1/1000が間葉系幹細胞だそうです。温度・溶液濃度など、極わずかな培養条件の違いで異なる変化をしてしまうそうです。脳梗塞のような劣悪な環境でも幹細胞は生きていられ、BBBを通過して遊走します。ES細胞の移植がteratomaになってしまうことが知られています。しかし、例えば脳表なら軟骨ができるなど、同じ場所には同じものができるとのこと、ES細胞に間違った信号が伝わることでteratomaができてしまうようです。iPS細胞も同じ問題があります。その点、体性幹細胞は常に制御を受けている。体性幹細胞を得るには骨髄穿刺が必要ですし、大規模な細胞調節施設(Cell Processing Center, CPC)も必要です。iPS細胞に正

北総栄病院

北総栄病院 に見学に伺いました。 印旛脳卒中地域連携パス(InCliPS) にもご加入いただいています。もともと整形外科の病院、リハビリテーションも充実しています。入院・外来のリハビリテーションの他、訪問リハも始めたそうです。さかえケアセンターも隣接しています。

第51回日本神経学会総会演題締切が延期

第51回日本神経学会総会 の演題締切が2009年12月10日まで延期されていました。

LaCie Little Big Disk Quadra

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LaCie Little Big Disk Quadra 1Tが到着しました。今までは TimeCapsule でバックアップしていました。当たり前ですが、Firewireでつないだ方が圧倒的に速い。Little Big Diskだと、電源がFirewireバスパワーなので、携帯にも便利です。