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3月, 2019の投稿を表示しています

第43回日本脳卒中学会総会

第43回日本脳卒中学会総会が横浜パシフィコで開催されました。 2018年12月8日脳卒中・循環器病対策基本法案が可決しました。2019年3月20日、第44回日本脳卒中学会定時社員総会の後に、法案成立をお祝いするパーティーがありました。 最初に脳卒中対策基本法のお話を聞いたのが、 2009年7月の第13回「脳梗塞フォーラム」研究集会 でした。 脳卒中協会理事長(当時)の山口武典先生と専務理事の中山博文先生をお招きして、この法案の重要性を勉強したこともありました 。あれから約10年。その間、自民党政権から民主党政権へ、東日本大震災、そして再度自民党政権、首相が変わったり他の重要法案があったりと、山口先生中山先生をはじめとするご関係の先生方は大変なご苦労でした。パーティーでのお話では、今回の法案成立も結構綱渡りだったとか。会場では、千葉北総病院時代に脳卒中診療体制作りに苦楽を共にした先生方にご挨拶できました。 法案が成立したからには、これからは現場の人間の番。早速、パーティー前の日本脳卒中学会定時社員総会では、primary stroke center(PCS)の施設基準について承認されました(脳卒中学会会員は閲覧可能)。thrombectomy-capable stroke center(TCS)やcomprehensive stroke center(CSC)はこれから。 脳梗塞rt-PA 適正使用講習会はe-Learningに移行、5月と11月に。 こちら 。

第18回N-Pネットワーク研究会

第18回N-Pネットワーク研究会がホテルモントレ横浜で開催されました。 順天堂大学精神医学の笠貫浩史先生からは、レヴィ小体型認知症の多様性について講演がありました。CBSの論文は こちら 。 神奈川歯科大学認知症・高齢者総合内科の眞鍋雄太先生からは、総合内科としての認知症診療について講演がありました。レヴィ小体型認知症の治療に関する論文は こちら 。抗コリン薬やドパミンアゴニストの使用例に警鐘。便秘からBPSDを起こすこともあり。全身を診察すべし。レヴィで高炭酸血症に対する反応低下、 こちら 。

第14回認知症市民公開講座

第14回認知症市民公開講座を川崎市中原区市民館ホールで開催しました。 日本医科大学坂本篤裕理事長・伊藤弘川崎市副市長のご挨拶の後、認知症について講演いたしました。 シンポジウムでは、一人暮らしの認知症について議論しました。ファミリーケアプランセンターの市川幸子先生からは、一人暮らし例の支援について2つの事例が紹介されました。地域包括支援センターが中心となりますが、地域の方々の支援が重要でした。川崎市看護協会在宅医療サポートセンターの須藤みちよ先生からは、在宅医療や介護保険、最期の方針を自分できめるリビングウィルについて解説と事例紹介がありました。川崎市健康福祉局地域包括ケア推進室の端坂幸子先生からは、成年後見制度について講演がありました。ご本人が認知症になり判断ができない状態になってから後見人を決める法廷後見制度がありますが、ご本人が判断ができるうちに契約を結んでおく任意後見制度があります。後見制度の場合も、自分の意思を家族と話しておく、記録として残しておくことで自分の意向を反映させることができます。 川崎市は認知症に関してさまざまなリソースが揃っています。「川崎市  認知症に関する情報」で検索するとわかります。

健康麻雀〜認知症はじめて教室〜平成30年度認知症疾患医療連携協議会合同会議

朝は、中原区役所で、「健康麻雀と認知症予防」と題した講演をしました。 で、日本医科大学武蔵小杉病院に戻ってきて認知症ケア回診。 午後から認知症はじめて教室で講演。 私の作った、研修医向けの認知症ブログは こちら 。 若年認知症サポートセンターは こちら 。 全国若年認知症家族会・支援者連絡協議会は こちら 。 マイWayは こちら 。 なぎさ和楽苑は こちら 。 彩星の会は こちら 。 夕方から中原区役所に戻り平成30年度認知症疾患医療連携協議会合同会議の座長。 川崎市は、他の自治体と比べると、認知症に関するリソースは潤沢と思いますが、それでも問題は色々あるのでした。 川崎市の認知症診療協力医療機関リストは こちら 。

関東機能外科・脳神経内科カンファレンス

日本メドトロニック株式会社 品川本社で関東機能外科・脳神経内科カンファレンスが開催されました。 脊髄刺激療法、脳深部刺激療法について、review、症例提示があり、議論されました。MASAC-PD31は こちら 。脳深部刺激術のメインテナンスは こちら 。 この手の研究会では、懇親会でエキスパートの先生方からtipsをご教示いただくのが重要です!

パーキンソン病とリハビリテーション

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聖徳大学10号館で パーキンソン病とリハビリテーション が開催されました。 北柏リハビリ総合病院 STの里川賢一先生からはパーキンソン病の嚥下障害とリハビリテーションについて。 onの状態で食事を取るように。飲み込みおでこ訓練。息こらえ嚥下。はちみつ状のトロミが標準。 順天堂大学医学部附属浦安病院リハビリテーション科の林明人先生からは音楽療法などパーキンソン病のリハビリテーションについて。パーキンソン病の経過については こちら 。重症度に応じたリハビリテーションが必要。 こちら 。太極拳での体幹バランス改善効果は こちら 。運動により促進される神経可塑性については こちら 。音楽でドパミン放出、 こちら 。歩行についての総説は こちら 。すくみ足は こちら 。

第20回神奈川Movement Disorderフォーラム

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横浜ベイシェラトンホテル&タワーズにおいて、第20回神奈川Movement Disorderフォーラムが開催されました。 東北大学神経内科の長谷川隆文先生からは、ニューロメラニン形成ラットモデルと細胞内輸送障害について。ニューロメラニン形成ラットモデルは こちら 。パーキンソン病の神経変性に関する長谷川先生の論文は こちら と こちら と こちら 。膜輸送障害に関する総説は こちら 。VPS35遺伝子の障害でαシヌクレインが蓄積、レトロマーに関与、 こちら 。DnaJ13遺伝子は こちら と こちら 。ESCRT-0は こちら 。 Barry LingstonがMPTPを使用しパーキンソニズムになった、 こちら 。 福島県立医科大学神経再生医療学講座の宇川義一先生からは、ジストニアについて。 小脳から大脳皮質へのインプットは、視床から2~4層、大脳基底核からは視床から第1層。 こちら 。

第5回DAT case Conference

日本メジフィジックス 東京画像センターにおいて、第5回DAT case Conferenceが開催されました。SCA31とFTLD-MNDの症例が提示され、議論されました。

第42回日本脳神経CI学会総会

六本木アカデミーヒルズで 第42回日本脳神経CI学会総会 が開催されました。PETに関する教育講演をおおせつかりました。 臨床に即した内容が多く、勉強になりました。特にMRIの進歩は目覚ましい。