投稿

2月, 2018の投稿を表示しています

第3回 プレミアムADカンファランス

第3回プレミアムADカンファランスで認知症の講演をしました。 新しいガイドラインでは、高齢者タウオパチーの嗜銀顆粒性認知症・神経原線維変化型老年期認知症がクローズアップ。 アミロイドPETイメージング剤の適正使用ガイドライン 改訂第2版 は こちら 。 アミロイドの形成と治療戦略については こちら 。

第37回日本画像医学会

イメージ
ステーションコンファレンス東京で第37回日本画像医学会が始まりました。 今回は、シンポジウム「パーキンソン病を伴う認知症疾患」にお招きいただき、臨床医の立場から講演しました。 今回、 Clinical Neuroscienceの特集号 が役立ちました。corticobasal syndromeでアルツハイマー病が背景にある画像は こちら 。「An Essay on the Shaking Palsy」は無料で読めます。 この本には、認知機能障害はないと書いてありますが、今は70〜90%で認知症を伴うと。 こちら 。パーキンソニズム発症10年くらいで認知症が。 こちら 。Movement Disorder Societyのパーキンソン病診断基準は こちら 。レヴィ小体型認知症は こちら 。 東邦大学医療センター大森病院放射線科の水村直先生からは、画像診断について。これまた、単純ではない。 123 I-FP-CIT SPECT
視覚評価分類は こちら 。で、水村先生が自検例のSBRを年齢でプロットすると... おー! 新潟大学脳研究所病理学分野の高橋均先生からは、新しい病態、Globular glial tauopathyについて。 こちら と こちら 。4リピートタウで、臨床病型はmotor neuron diseaseだったり、PSP、CBSと多彩。痙直が多いと。 なかなか面白いシンポジウムでした。 その前のランチョンでは、神戸大学放射線科の神田知紀先生より、ガドリニウム造影剤の脳内蓄積問題について。 こちら と こちら 、 こちら 。特に線状型ガドリニウム造影剤で。今は環状型ガドリニウム造影剤が主流に。ただ、脳内蓄積による健康被害は報告なし。腎不全患者での使用では、腎性全身性線維症に注意。河川や湾のガドリニウムも年々増加と...

平成29年度 武蔵小杉病院 認知症看護院内研修

イメージ
平成29年度 武蔵小杉病院 認知症看護院内研修を開催しました。 認知症ケア加算1を算定いただくには、認知症看護認定看護師・認知症患者の退院調整の経験のある専任の常勤社会福祉士・認知症の専門医で構成された認知症ケアチームの他、職員を対象として、認知症患者のケアに関する研修を定期的に開催することが義務付けられています。 今回は、私から認知症で最も多いアルツハイマー病について、またコミュニケーション方法についてレクチャーしました。ユマニチュードは こちら 。バリデーション療法は こちら 。バリデーション療法の中では、特に、センタリングとリフレージングは認知症ケア回診で頻用しています。 認知症看護認定看護師の窪田裕子からは、リアリティオリエンテーションについてのレクチャーがありました。 こちら をご参照。

第4回神奈川神経変性・免疫疾患病態研究会

イメージ
横浜ベイシェラトンホテル&タワーズで第4回神奈川神経変性・免疫疾患病態研究会が開催されました。 大阪大学神経遺伝学 の河原行郎先生からは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の遺伝子について。TDP-43はRNA結合タンパク。約9割が核に局在していますが、ALSでは細胞質の封入体に蓄積。 こちら 。 こちら に日本語で詳細が。 ALSの遺伝子はSOD1が先行していましたが、蓄積タンパクはTDP-43がほとんど。TARDBP遺伝子の点変異。 こちら 。 富山大学神経内科 の中辻裕司先生からは、多発性硬化症(MS)の治療について。McDonald criteriaは こちら と こちら 。Dissemination in timeがなくても、oligoclonal bandかIgG index上昇があるとsuggestive of MS。脳萎縮については こちら 。progressive multifocal leukoencephalopathy(PML)については こちら と こちら 。Sema4Aについては こち らと こちら 。Th17分化に関与。高値例ではインターフェロンは使わない方が良い。フィンゴリモドはOK。視神経脊髄炎でのMOG-IgGは こちら 。

第6回東京脳卒中チームケア研究会

ベルサール八重洲で第6回東京脳卒中チームケア研究会が開催されました。 第1回  リハビリテーション 第2回  看護 第3回  社会福祉士 第4回  栄養 第5回 薬剤師 今回は一巡したので、再びリハビリテーションがテーマ。 東京リハビリテーション病院リハビリテーション科の木村槙乃先生から、地域包括ケア病棟のご報告でした。2014年の診療報酬改定で新設された制度、在宅や介護施設の急性増悪、急性期治療後、リハビリテーションの次、在宅復帰支援などが役割です。 赤羽リハビリテーション病院リハビリテーション科の力丸泰山先生からは、車椅子について。モジュール式をレンタルし、下肢装具のように一人一人の体や障害の状態に合わせて調節。 苑田第一病院リハビリテーション科の有木昌平先生からは、失語が悪化した脳出血例の提示。多業種の関与で違う視点から患者を見ることで、障害の変化を漏れなく把握できるわけですね。 輝生会 理事長の石川誠先生からは、初台リハビリテーション病院の診療体制についてのご講演でした。業種別ではなく病棟・教育・サポートと分ける組織図、担当患者を持たない教育担当者、在宅リハ、栄養・排泄のサポート体制などなど、圧巻でした。そしてこれを支える経営。おそらくその一部は、N終身名誉監督もご利用したであろう個室の差額ベッド代? 川平先端リハラボ の川平和美先生からは、川平法と呼ばれる促通反復について。テレビなどで取り上げられていたので存じておりましたが、科学的裏付けをご提示いただき、こちらはマスコミでは出てこなかったところ。ボトックス、電気刺激、ロボット工学の併用でより効果的。iPS細胞など再生医療も、回路の正しい再建にリハビリテーションが重要。リハビリの分野は、動物実験で証明されたことは、霊長類、さらにヒトでも実現可能と。ここが薬物療法との違いですね。

川崎認知症ケアミーティング

日本医科大学武蔵小杉病院街ぐるみ認知症相談センターで、川崎認知症ケアミーティングが開催されました。 日本医科大学医療心理学教室の野村俊明先生からは、うつ症状から始まった認知症の症例が提示されました。典型的なアルツハイマー病とは真逆の病歴、勉強になりました。 日本医科大学武蔵小杉病院認知症センターの北村伸先生からは、初期アルツハイマー病・MCIについて。生活に支障があるかどうかが鑑別のポイント。昨今のガイドラインではバイオマーカーが重要視されて来ましたが、アミロイド蓄積=アルツハイマー病、という訳でないので、いくら優れたバイオマーカーが出てきても、病歴が大事。

macOS High sierra でDragThingでアイコンの色が変

イメージ
macOS High sierra にしたら、DragThingでアイコンの色が変になっていましたが、一度終了し、command+option を押しながらDragthingを起動すると、治りました。 でも、再起動で元に戻っちゃいますね... こちら 。