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11月, 2018の投稿を表示しています

第7回東京脳卒中チームケア研究会

TKPガーデンシティ御茶ノ水において、第7回東京脳卒中チームケア研究会が開催されました。 第1回  リハビリテーション 第2回  看護 第3回  社会福祉士 第4回  栄養 第5回 薬剤師 第6回  リハビリテーション 2巡目の、看護がテーマ。 赤羽リハビリテーション病院の松田明日香先生からは、看護師の自宅訪問の効果について。認知関連行動アセスメントは こちら 。 日本医科大学付属病院の高際太樹先生からは、stroke care unit時短のためのシミュレーションとマニュアル化について。昔ビデオ編集させられた... 苑田第一病院の押山乃里子先生からは、排尿自立指導について。排尿自立指導料は こちら 。安易に尿道カテーテルを使われると、患者は不快なのである。 獨協医科大学成人看護学の粟生田友子先生からは、せん妄のケアについて。 Lipowskiの総説は こちら 。Intensive Care Delirium Screening Checklist(ICDSC)は こちら と こちら 。粟生田の総説は こちら と こちら 。

平成30年度第1回認知症疾患医療連携協議会

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日本医科大学街ぐるみ認知症相談センター で平成30年度第1回認知症疾患医療連携協議会が開催されました。 認知症アクションガイドブック(川崎市認知症ケアパス)は こちら 。 認知症コールセンター~サポートほっと~は こちら 。 川崎市の地域包括支援センターは こちら 。

日本医大式 脳卒中ポケットマニュアル

日本医大式 脳卒中ポケットマニュアル が出版されました。私は脳卒中の医療連携とSPECT検査を分担しました。 紙面の都合上割愛した便利メモは以下。 便利メモ カルボーネンの式  運動強度は年齢毎の予測最大心拍予備能(最大心拍数-安静時心拍数)の何パーセント(%HR reserve)という表現が理解しやすく、現場で多く使われている。%HR reserve はカルボーネンの式から求めるのが一般的である。  {(220-年齢)-安静時心拍数}×運動強度(k)+安静時心拍数   kは0.4〜0.7 60歳以上なら一般に0.5で計算する 目標心拍数は無酸素運動と有酸素運動の境界にあたり、効率の良い心拍数。70歳、坐位での心拍数60/分なら、   {(220-70)-60}x0.5 + 60 = 105 リハビリの処方箋や診療情報提供書には、「目標心拍数105/分、120/分を超えないように」などと書く。

第58回日本核医学会学術総会

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沖縄コンベンションセンターで 第58回日本核医学会学術総会 が開催されました。会長の松田博史先生は国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター脳病態統合イメージングセンターご所属ですから、通常なら東京開催なのでしょうが、アジアの研究者がアクセスしやすい沖縄を選択したそうです。 東アジア核医学会とのジョイントシンポジウム「Movement disorder」で、パーキンソン病における非ドパミン系の分子イメージングの講演をしました。パーキンソン病ではドパミンが減少、しかし、ピーク時の80%以上のドパミン神経の欠如がないと症状が出てこない。 こちら 。なぜなら、非ドパミン系システムの代償があるから。 こちら 。シグマ 1 受容体は こちら 。アデノシンA 1 受容体は こちら 。A 2A 受容体は こちら 。A 1 受容体の加齢変化は こちら 。線条体A 2A 受容体が加齢変化なし。 こちら 。健常者は こちら 。TMSX PETのtest-retest研究は こちら 。istradefyllineのoccupation studyは こちら 。 会場の沖縄コンベンションセンターは安室奈美恵さんが最後のコンサートをやった場所。今回は、機器展示とデジタルポスターの会場でしたな。 ビーチのすぐそば。 会長招宴はかつて沖縄サミットが開催された 万国津梁館 で。ミス沖縄もご参加。 私のお隣だった台湾の邸創新先生は台湾のmovement disorder学会の理事長、反対側は台湾脳卒中学会理事長の葉守正先生。邸先生は600人パーキンソン病患者を診療しているとか、葉先生からは台湾の脳卒中学会は奨学金を出して血管内治療医を育てて倍増したとか、スケールの大きなお話をたくさん聞きました。ただ、核医学は発展途上で、その指導に松田博史先生も一翼を担っていたのですね。 この学会は方法論について議論ができる。今話題の特定臨床研究についてもいい情報を得ました。 11月16日夕方には、イー・グローブの島村東世子先生による英語プレゼンテーションの講座がありました。 こちら 。 私も最初の国際学会ではポスターの前でフリーズしていたなあ... 私は ピンズラーの英会話 でフリーズしなくなりました。いまだにインチキ英語ですが...

認知症診療フロンティア

グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールにおいて認知症診療フロンティアが開催されました。 国際医療福祉大学公衆衛生学の 武藤正樹先生 からは、診療報酬改定について。 こちら 。 熊本大学神経精神医学の橋本衛先生からは、熊本認知症ネットワークについて。 こちら 。 青南病院 の深澤隆先生からは、八戸のネットワーク。connect8は こちら 。 あずま通りクリニック の小林直人先生からは、連携型認知症疾患医療センターについて。 大分大学神経内科の 木村成志 先生からはウエアブルディバイスの応用、アミロイドPETについて。白質病変の論文は こちら 。睡眠が短いとβアミロイドが蓄積、 こちら と こちら 。睡眠は短くても長すぎても認知機能に関連と、 こちら 。 徹夜でアミロイド蓄積、っていう論文がありました。 こちら 。

Novartis symposium on PD and Related Neurological Disorders 2018

浜松町コンベンションホールで、Novartis symposium on  PD and Related Neurological Disorders 2018が開催されました。 理化学研究所脳神経科学研究センターの村山正宣先生からは、睡眠と皮膚感覚について。top downの感覚の伝達は こちら 。non-REM睡眠でこの回路を抑制すると触知覚記憶の固定化が阻害、 こちら 。 かわさき記念病院の長濱康弘先生からは、レヴィ小体型認知症の認知機能障害の特徴について。特に視空間認知障害が多い、 こちら と こちら 。片手の指の模倣の障害、 こちら 。 University of Sydney, Royal Prince Alfred HospitalのSimon Lewis先生からはパーキンソン病の幻視について。bottom-upの視覚認知の障害、 こちら 。fMRIの研究は こちら 。幻視のモデルは こちら 。 睡眠総合ケアクリニック代々木の井上雄一先生からはREM睡眠時行動異常(REM sleep behavior disorder: RBD)について。高齢者の1~2%に見られ、男性優位。REM without atoniaの一部はRBDに移行。若年発症のRBDは鬱が多い。 Claude Bernard University LyonのPierre-Herve Luppi先生からはRBDの基礎。 こちら と こちら 。Nat Rev Dis Primersの総説は こちら 。

認知症専門研修会

TKP札幌コンベンションホールにおいて認知症専門研修会が開催されました。 画像を中心とした認知症の診断と認知症患者の急変時の対応について講演しました。 血管性認知症の有病率の変遷は こちら 。Act FASTの試みは こちら 。 会の終了後、愛全会グループの サービス付き高齢者住宅アン・ベルアミィ 、 愛全病院 、 介護施設サン・グレイス を見学しました。札幌市南区は高齢化率33%。札幌市は人口194万人の大都市、意外でした。web siteでご覧いただけるように、それぞれの施設がヨーロッパ調の落ち着いた内装、天井や壁の上の方も装飾され、ベッドで寝ている患者・利用者の視界を考えてのこととか。男性がデイサービスを利用したがらない傾向はどこでも同じでしょうが、男性が出かけたくなるガレージのようなお部屋も見せていただきました。

脳神経内科

日本医科大学武蔵小杉病院組織細則の一部改正により、2018年11月1日から神経内科の名称が、脳神経内科になります(日本医科大学法人内で一斉に変わります)。 日本神経学会の意向に沿ったものです。理由は こちら 。