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10月, 2010の投稿を表示しています

第14回Neurology SPECT定量検討会

 東京ステーションコンファレンスで開催された、第14回Neurology SPECT定量検討会に参加しました。  東京都健康長寿医療センターの石井賢二先生からは、パーキンソニズムのPET画像の講演がありました。日本ではMIBG心筋シンチがパーキンソン病診断に多用されていますが、特異性が高いが初期の感度が低い。その点、CFT PETなどドパミントランスポータ画像は初期の感度が高いです。運動症状発症前から下がっていますから。  大阪大学の數井裕光先生とは、 第3回関東脳核医学研究会 でご一緒させていただきました。semantic dementiaはFTLD-TDPが多いです。模倣行動・脅迫行動など動画で自験例を提示いただきました。  国際医療福祉大学の武田克彦先生からは、前頭葉・側頭葉の障害による症状について、ご講演がありました。武田先生は神経症候学ではご高名、いつも辛口な某先生が、T大の回診で唯一勉強になるものだったと評していたことを思い出します。普段SCUで2〜3分の診察で診断付けている私は、神経内科医失格です... 日本医科大学千葉北総病院脳神経センターでは、リハビリテーション科による詳細なチェックが入りますが... 純粋語唖は、中心前回の失構音+下前頭回の発声減少が関与か。  昭和大学の河村満先生からは、おしくらまんじゅう仮説が解説されました。FTLDによる獲得性サバン症候群が紹介されました。つまり、前頭葉・側頭葉の障害により、描画が写実的になったり、ジグゾーパズルが迅速になったり、罹患前になかった特殊な才能がでてくることがあるということです。  台風が近づいていたので、意見交換会も早めに切り上げたのでした。けど、雨も風もたいしたことなかったなあ。  

NEX-5

不随意運動を撮るためもあって、ハイビジョンが撮れるデジカメを検討しておりましたが、結局SONY NEX-5を購入しました。小さいですけどホールドはいいです。

Office for Mac 2011

Office for Mac 2011 が発売されましたけど、例によって、 EndNoteが未対応なんです よねえ。そのうちupdateが出るようですが。

レクチャー

日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社松戸支店で、パーキンソン病のPETに関する講義をしました。

ストップ! NO卒中プロジェクト−脳卒中撲滅を目指して

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 脳卒中協会共催で、「ストップ! NO卒中プロジェクト−脳卒中撲滅を目指して」を成田エクセルホテル東急で開催しました。   九州医療センター の岡田靖先生をお招きました。会に先立ち、日本医科大学千葉北総病院をご見学いただきました。  福岡市は人口150万人、リハビリテーション病院は29施設もあるそうです。TIAを軽視しないこと、スタチンなど予防薬を継続すること(薬剤の連携)、チーム医療と医療の標準化など、勉強になりました。経食道心ECHOは、脳卒中医がなさっています。順天堂大学もそうでした。  私は、 印旛脳卒中地域連携パス(InCliPS) と、千葉県共用脳卒中連携パス、ドクターヘリ事業などをお話ししました。福岡県と千葉県の医療格差は歴然...  九州大学と言えば久山研究。その久山町の茅乃舎は こちら 。

第32回『神経内科を語る会』

新松戸中央総合病院で開催された、第32回『神経内科を語る会』に参加しました。MSA-P、donepezilの不随意運動、熱中症の画像、NMO、脊髄出血が提示されました。NMO spectrumに関するThe Lancet Neurologyの総説は こちら 。

オルセー美術館

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セーヌ河岸は世界遺産なのだ。セーヌ川クルーズはお勧めなのだ。歩き疲れた足も復活します。

ノートルダム大聖堂

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ボローニャからは直行便がないので、パリに移動。

XIX SYMPOSIUM NEURORADIOLOGICUM: Farewell Dinner

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Gala Dinnerは、 Palazzo Albergati で開催されました。ボローニャ郊外にあります。 ヨーロッパの学会のdinnerは、社交が大事なので、食事はなかなか始まらないのだ...

Repubblica di San Marino

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サン・マリノ共和国は絶景なのだ。ジェットコースターより怖いです...

水没するサン・マルコ広場

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沈む前にヴェネツィアは行っときましょ。

モデナへ

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 モデナまで足を伸ばしました。モデナと言えば...  昼食はモデナの Danilo 。郷土料理(肉料理だったけど名前忘れた...)が美味。  モデナのおみやげは、フェラーリ...ではなく、バルサミコですな。市場もあるらしいですが、いけなかったので、ボローニャのAgnoletto & Bignamiで買いました。100年ものもありました。  夕食はボローニャのLa Corte galluzziでした。写真など ここに ありました。血管内治療のエキスパートの会にご一緒させていただきました。脳卒中の診療では皆さんご苦労されているようで、神経内科医の積極的な参入が議論になりました。私見ですが、脳卒中内科というのを作った方がいいでしょうね。脳外科や血管内治療では、技術の伝承も大事です。ご一緒させていただいた岐阜大学吉村紳一先生のサイトは こちら 。ブログは こちら 。

XIX SYMPOSIUM NEURORADIOLOGICUM-2

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XIX SYMPOSIUM NEURORADIOLOGICUM 2日目です。 こちら のscientific programから、抄録集がダウンロードできます。 午前中は、まず神経画像の研究について。CTやMRIなど機器の発達は目覚ましいものがあります。フランスLariboisière HospitalのHoudart先生からは、血管内治療の臨床試験について倫理的な問題点など厳しいご意見がありました。つまり、臨床試験として比較するには、実施する例としない例を作り経過観察をしなければならない。どうしても治療しなければならないと主治医が思った場合は、試験に参加させないか、苦渋の選択をするか... 会場からは多数の反論がありましたが。次の演題は7T MRIの講演の予定でしたが演者がいらっしゃれないので、やはりISATという動脈瘤に対するcolingの臨床試験についてのお話(演者は記録できませんでした...)、colingも長期の試験期間中にステントを併用するなどどんどん発展していくわけです。それを昔の治療と一緒にして解析していいものか... しかし、臨床試験がないと、客観的な評価をどうするのか... ついで、molecular imagingのセッション。PETなどによる癌のイメージング、nano technologyの応用、幹細胞移植での画像による評価など、興味あるプレゼンテーションでした。 昼は、1.5Tと3TのMRIの違いと、arterial spin labelingのお話。MRIの進歩には恐れ入ります。 夕食は BATTIBECCO でした。いつも海外の学会は一人で来てるのでファーストフード中心でしたが、今回の学会は食通の先輩がご一緒なので、連日おいしいものにありついております。店で€30でもおいしかったボローニャのワインは こちら 。

XIX SYMPOSIUM NEURORADIOLOGICUM-1

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XIX SYMPOSIUM NEURORADIOLOGICUM がボローニャで始まりました。 夕食はRODRIGO、塩が効いたおいしいイタリアンでした。ホテルのフロントにご紹介いただきました。 このブログ が詳しいコメントを載せていました。

STROKE Prevention Therapy Now !!

 帝国ホテルで開催された、STROKE Prevention Therapy Now !!に参加しました。  日本医科大学永田智香子先生からは、酸化ストレスとMMP9の関連、neurovascular unitの保護について講演がありました。  北海道大学の黒田敏先生からは、骨髄間質細胞移植についての講演がありました。動物実験で有効性が証明された神経保護薬は 臨床試験では次々と失敗 。 骨髄間質細胞(BMSC) 移植の実験では、臨床と解離しないよう、工夫されていらっしゃいました。 脳卒中への応用 も始まっています。