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11月, 2019の投稿を表示しています

第30回関東パーキンソン病勉強会

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三菱ビルコンファレンススクエアエムプラスにおいて、第30回関東パーキンソン病勉強会が開催されました。 鳥取大学脳神経医科学講座脳神経内科学分野の花島律子先生からは、パーキンソン病の病態生理のご講演でした。大脳基底核回路は こちら 。hyperdirect pathwayは こちら 。Kujiraiらのtranscranial magnetic stimulationの論文は こちら 。花島先生の論文は こちら と こちら 。パーキンソン病では皮質のGABA系介在ニューロンが抑制。Riddingらの論文は こちら 。皮質内の促通が亢進、 こちら 。パーキンソン病ではβバンドの変化、STNでの干渉がoffで亢進、 こちら 。onではγバンドが亢進、 こちら 。 quadripulse transcranial magnetic stimulationはこちら。高濃度L-DOPA、LTPが低頻度刺激で消失しない、これがジスキネジア、こちら。 国立病院機構新潟病院の中島孝先生からは、HALについてのご講演でした。 脳梗塞への応用は こちら 。

Parkinson's Disease Meet The Expert in Tokyo

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ホテル椿山荘東京において、Parkinson's Disease Meet The Expert in Tokyoが開催されました。 順天堂大学医学部神経学講座の服部信孝先生からは、パーキンソン病治療について。ultravioletは こちら 。ポリアミンについては こちら 。犬のRBD。 パーキンソン病における62Cu-ATSM PETは こちら 。CHCHD2は こちら と こちら 。

第26回こうかんクリニカルカンファレンス「認知症画像診断講演会」

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日本鋼管病院において、第26回こうかんクリニカルカンファレンス「認知症画像診断講演会」が開催されました。日本医科大学武蔵小杉病院は新病棟建設中、その過程で一時核医学検査がストップするため、お近くにお住まいの患者さんの検査をお願いするために参加しました。 かわさき記念病院精神科の藤城弘樹先生からは、SPECT・DaTSCANを応用した認知症診断についてのご講演でした。REM睡眠時行動異常(rapid-eye-movement sleep behaviour disorder: RBD)があると、効率にパーキンソン病・レヴィ小体型認知症に移行、 こちら 。ただし、RBDの診断は非常に難しい。睡眠ポリグラフ検査(polysomnography: PSG)が必須。RBDが重要視されたレヴィ小体型認知症の診断基準は こちら 。レヴィ小体型認知症は初期は見逃されることが多く、進行期は過剰に診断されることが多い、 こちら 。藤城先生のレヴィ小体型認知症の経過の論文は こちら 。睡眠の構築が崩れると。 レヴィ小体病でのDaTSCANと病理の関連は こちら 。レヴィ小体型認知症でもDaTSCAN正常のことあり。 subjective cognitive declineは こちら と こちら 。

第45回神奈川PET・SPECT研究会 —脳—

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ローズホテル横浜で第45回神奈川PET・SPECT研究会 —脳—が開催されました。 東海大学医学部付属病院放射線技術科の山下高史先生からは、脳血流SPECTのButterworth filterの最適化についてのご講演がありました。 ガイドライン ではホフマンファントムの長時間撮影をリファレンスでしたが、デジタルファントムの検討でした。 私は、脳神経内科の診療での核医学検査の応用について講演しました。アルツハイマー病(AD)のpreclinical stageについては こちら 。 Movement Disorder Societyのパーキンソン病の診断基準は こちら 。レヴィ小体型認知症の診断基準は こちら 。 PETのドパミントランスポータ画像は こちら 。DaTSCANサウサンプトン法における脳萎縮の影響については こちら と こちら 。 老年精神医学雑誌 33巻10号  では 前頭側頭葉変性症を特集しています。 bvFTD = Pickではない。 こちら 。 posterior cortical atrophyは こちら 。剖検脳の検討では、アルツハイマー病が最も多かった、 こちら 。 アミロイド陽性例 と 陰性例 。私の総説は こちら 。 高知大学医学部神経精神学教室の數井裕光先生からは、特発性正常圧水頭症(iNPH)についてのご講演でした。Disproportionately Enlarged Subarachnoid Space Hydrocephalus(DESH)でADとiNPHの区別。 こちら 。Wechsler Memory Scale-Revised(WMS-R)でiNPHとADを比較、 こちら 。精神症状は こちら 。Study of Idiopathic Normal-Pressure Hydrocephalus on Neurological Improvement(SINPHONI)のSPECTの集積パターンは こちら 。SINPHONI-2 trialは こちら 。iNPHにおけるAD病理は こちら 。 横浜市立脳卒中・神経脊椎センター臨床研究部の秋山治彦先生からは、AD治療薬開発研究の流れについて。1894年Binswanger病の報告で、進行麻痺以外の認知症が明らかに。ADのア

第37回日本神経治療学会

11月5日より第37回日本神経治療学会がパシフィコ横浜で始まりました。 ランチョンセミナー4では、日本医科大学脳神経内科の永山寛先生からパーキンソン病の多様な症候について講演がありました。 シンポジウム8では、神経難病の意思決定支援がテーマ。 曙ホームクリニック の余郷麻希子先生からは、東京慈恵会医科大学葛飾医療センターでのadvance care planning(ACP)のご経験についてのご講演でした。大学病院など専門医での一旦のACPを行い、次のステップに進むべきと。 吉野内科・神経内科 の吉野英先生からは在宅医療での意思決定支援について。ご自身と類似の環境にある難病患者がハツラツとされている姿を見て考えが変わることもあり。訪問看護ステーション・ケアマネージャーとの情報共有も重要。 国立病院機構箱根病院 神経内科の荻野裕先生からは、難病専門病院の立場から。大学病院など医師あるいは医師団の前で決定されたことが、必ずしも患者の本意とは限らず、実はよく理解できてなかったり迷っていたりすることもある。意思決定支援は脳神経内科医が担うべきと考えてきたが、アウェイである病院で決定するよりも、むしろ在宅医・スタッフの方が患者の住む場所で長く接していて、患者・家族の本当の思いを拾い上げやすいと。 岩手保健医療大学の清水哲郎先生 からは、長年哲学者として神経難病のQOLの研究から、臨床倫理の検討システムを研究開発についてのご講演でした。ALS患者のための人工呼吸器選択意思決定ノートは こちら 。癌患者での終末期とは異なり、人工呼吸器を装着しないと選択した場合は終末期であるが、装着すると選択すると障害を持ちながら生きるのであり人生の最終段階ではない。 シンポジウム10 核医学から迫る神経疾患の病態解明 では、 パーキンソン病でのPETについて講演いたしました 。パーキンソン病とPETについては こちら 。パーキンソン病の進行は こちら 。ドパミントランスポータ・ドパミンD2受容体PETの変化は こちら 。DaTSCANでの脳室拡大やシルビウス裂の開大の影響は こちら 。非ドパミン系の関与は こちら 。アセチルコリンエステラーゼのPETは こちら 。シグマ1受容体は こちら (いつの間にか引用88論文!)。アデノシンA1受容体は こちら 。A 2A は こちら 。東京