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3月, 2011の投稿を表示しています

大規模停電回避

夕方、大規模停電の可能性が報道され、日本医科大学付属病院では早期帰宅の指示が。千代田線は、夕方早い時間なのに朝のラッシュ並みでした。でも結局停電はなし。報道が有効に使われましたね。 地産地消 といいますが、勤務地も、歩いて出勤できる距離がいいですね...

Google map: 計画停電情報

Google mapの計画停電地図は こちら 。

茨城県環境放射線監視センター

茨城県の環境放射能監視の結果は、 こちら 。環境放射線監視センターのサイトです。今日は大丈夫そうですな。

第28回日本医学会総会

第28回日本医学会総会 が、講演会・博覧会を中止、webや電子媒体による形式に変更されると連絡がありました。

Stroke2011

 Stroke2011(第36回日本脳卒中学会総会・第40回日本脳卒中の外科学会・第27回スパズム・シンポジウム)の開催を見合わせると、 ウェブサイト に掲載されました。脳卒中リハビリテーション看護のセッションがあったり、聞きたかった演題が多数あり、楽しみにしていましたが、残念です。しかし、懸命なご判断と思います。  「当面見合わせます。」とありますから、延期ということでしょうか?  私は昨日ポスター印刷を依頼、本日でき上がっていました... tPA適正使用講習会の演者も頼まれていたので、プレゼン資料も整っておりました...

常磐線各駅停車:松戸〜我孫子が通った!

 計画停電で電車の運休が批判され、今日は武蔵野線が復活しました。しかし、常磐線各駅停車は、相変わらず松戸まで。仕方がないので、新松戸から南流山に行って、つくばエキスプレスに乗ろうかと思いましたが、なんと南流山駅が大混雑、駅構内に入るのに数時間、というアナウンスがありました。逆方向の西船橋駅も大混雑とか。八柱から新京成線に乗って、松戸駅まで行きました。しかし、松戸駅も大混雑でした。  帰宅時間には、計画停電のため、つくばエキスプレスも新京成線も運休。震災後いち早く復活した流鉄流山線も運休。松戸駅から歩くことを決断しました。Google mapを見ると、1時間20分。海外出張ではいつもやっていることと割り切りました。  しかし、千駄木駅に来た電車は、「我孫子行」とあります! いつの間にか、我孫子まで乗り入れるようになったのですね。出勤時間に実施いただければよかったですが... とにかく、インフラのありがた味が身にしみました。  そのインフラのひとつが、東京電力であることはいうまでもありません。福島の原子力発電所もその一部です。批判に負けずがんばってほしいです。

計画停電と運休

 新松戸には武蔵野線と常磐線があるのですが、武蔵野線は終日運休、常磐線も松戸まで... タクシーも長蛇の列、家に戻って車で出勤しました。でも周辺道路も大渋滞... ガソリンスタンドの多くは閉店、開店していても長蛇の列。もう出勤に車は使えません。  帰りには、6号など、歩いている人をたくさん見ました。  明日の計画停電は、どうなるのでしょうか。  常磐道も閉鎖。八潮から高速に乗りましたが、重機を積んだトラックが大勢待機していました。復旧に向けて着々と作業が進んでいるようです。

東北地方太平洋沖地震

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 本日は新松戸中央総合病院で勤務しておりました。ちょうどICUで診療中でした。オーダリング端末のモニターや書類が投げ出されました。人工呼吸器などは皆で押さえました。揺れで滴下の検出ができなくなったのか、輸注ポンプのアラームが鳴り響きました。  本日予定されていた、第7回東京脳卒中診断治療研究会での講演は出席できず、その後に予定されていたパーティーはホテルから中止の連絡がありました。  阪神淡路大震災の180倍のエネルギーだったとか。耐震構造の見直しがあったためか、建物の倒壊は比較的少なかったのかもしれませんが、津波の被害は甚大です。  都心の大災害の際の帰宅難民については、以前から問題視されていましたが、帰宅せずに留まる、という方向に政府は迅速に動きました。  今回の危機管理については、落ち着いてから再検証することになるのでしょうね。

脳卒中ノート: Tokyo Stroke Summit

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脳卒中ノート: Tokyo Stroke Summit : ホテルメトロポリタンエドモントで開催された、Tokyo Stroke Summitに出席しました。直接トロンビン阻害剤ダビガトラン dabigatran(プラザキサ)がいよいよ3月14日市販だそうで。ワルファリン誕生から半世紀ぶりの経口抗凝固薬です。ワルファリンの歴史は こちら に書いてありました。治療域が広いので容量調節不要です。ただし腎排泄のため、腎不全では投与量を減らします。P糖蛋白を阻害する、イトラコナゾール・ベラパミル・アミオダロン・キニジン・シクロスポリンとの併用は、ダビガトランの血中濃度を増加させます。 東京女子医科大学内山真一郎先生からは、ワルファリン、ダビガトラン、Xa因子阻害剤のエビデンスが紹介されました。ワルファリンのmeta analysisは こちら 。非弁膜症性心房細動に対する脳卒中予防にアスピリンは無効としたJapan Atrial Fibrillation Stroke Triaは、 こちら 。 PT-INRは2〜3 。T2*でmicro bleedsがあるとワルファリン使用で出血が増えるという論文は こちら 。Japan Thrombosis Registry for Atrial Fibrillation, Coronary, or Cerebrovascular Events(J-TRACE)の結果は こちら 。ワルファリンは、導入直後は不安定で出血合併症も多いとか。CHA2DS2VASc scoreは こちら に載っていました。ESC guidline 2010は こちら 。HAS-BLEDは こちら 。RELYは こちら と こちら と こちら 。xa因子阻害剤のROCKET-AF・J-ROCKET-AFは こちら と こちら を。ワルファリンのようにビタミンKで中和できないので、ダビガトラン効き過ぎにはFFP・第IX因子複合体・遺伝子組換え第VII因子・血漿交換・透析。効果判定にはPTやTTは感度が悪い。APTTはまあまあ。ecarin clotting time(ECT)がよいようですが、日本では普及していません。  パネルディスカッションでは、東京大学江頭正人先生と日本医科大学桂研一郎先生が加わり、CHASDS2 scoreの1以下でも抗凝固療法の

抗ARS抗体症候群

抗Jo-1 抗体は多発性筋炎/ 皮膚筋炎の20 ~ 30%に件検出される。皮膚筋炎よりも多発性筋炎の方に多く検出される。抗PL-7、抗PL-12、抗EJ、抗OJ、抗KS 抗体とともに抗アミノアシルtRNA 合成酵素(aminoacyl tRNA synthetase: ARS)抗体の群に属し、間質性肺炎、多関節炎、mechanic's hand(機械工の手)などの臨床的特徴や疾患予後と関連している。これらを持つ症例は抗ARS抗体症候群と呼ばれる。 参考資料は こちら 。

脳卒中ノート: 平成22年度区中央部脳卒中医療連携協議会

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脳卒中ノート: 平成22年度区中央部脳卒中医療連携協議会 :  東京都済生会中央病院で開催された、平成22年度区中央部脳卒中医療連携協議会に出席しました。東京都は脳卒中救急搬送体制が整っています。これまでは、対応可能な医療機関のカレンダーがありましたが、2011年3月1日より東京消防庁の病院端末装置でリアルタイムな診療状況を救急隊が把握できるようになりました。今後この新体制も検証される予定です。  2011年2月12日の第3回千葉県脳卒中急性期医療協議会において、東京都済生会中央病院高木誠先生に、東京都の脳卒中救急搬送体制についてご講演いただきました。その議事録は、 こちら からPDFがダウンロードできます。

PLoS ONEに論文が載りました

PLoS ONEに、パーキンソン病におけるアデノシンA2A受容体に関する論文が掲載されました。 こちら から。Open-accessのため、freeでfull paperの論文がダウンロードできます。そのかわり、投稿料が高いです。