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PETアミロイドイメージング講演会

ザ・ペニンシュラ東京において、PETアミロイドイメージング講演会が開催されました。 LSI札幌クリニックの服部直也先生からは、 18 F-フルメタモルの読影について講演がありました。カラースケールを用い、橋のカラースケールを90%にして灰白質の集積を判断。読影のe-learningは こちら 。 東京都健康長寿医療センター研究所の石井賢二先生からは、アミロイドPETの適正使用ガイドラインについて解説がありました。 こちら 。JAMAのアミロイドPETの診断への影響についての論文は こちら 。 天使病院の山本晋先生からは、4例の症例提示がありました。1例目の典型的なアルツハイマー病患者は納得ですが、他の3例はちょっと難しい。DDQ-43は こちら 。MMSEを用いたAla scoreは こちら 。MMSEの下位項目からレヴィ小体型認知症を鑑別するための計算式、MMSEが13点以上の場合、以下の式で5点未満であればDLBが疑われる。 (注意と計算)ー5/3×(遅延再生)+5×(構成) 情報交換会でも活発な議論が交わされました。 以下は私見で、この研究会とは無関係です。 アミロイドPETは、陰性ならアルツハイマー病は否定できます。しかし陽性の場合、アルツハイマー病やレヴィ小体型認知症普通型であるかもしれないし、あるいは混合病理で前頭側頭葉変性症などタウオパチーだってありうる。老年健常者で生きている間にアルツハイマー病を発症しない人だっている。結局、病歴・神経学的所見・MRIなど形態画像・脳血流SPECTやFDG PETなど機能画像など総合的に考え、それでも非典型例で診断が詰められない場合は、アミロイドPETをやっても診断つかないことがある、ということです。ただし、アミロイド除去薬の有効性が示され臨床の現場に出てきた場合、診断が詰められなくても必須となるでしょう。鑑別診断のことを考えると、脳血流やブドウ糖代謝の機能画像の方が有用と思います。

第2回東葛北部パーキンソン病を考える会

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ザ クレストホテル柏において、第2回東葛北部パーキンソン病を考える会が開催されました。 北柏リハビリ総合病院 リハビリテーション科の里川賢一先生からはパーキンソン病の誤嚥について。 口腔期の送り込みができない。 帝京大学ちば総合医療センター脳神経内科の栗田正先生からは、パーキンソン病の非運動症状について。非運動症状の中の、うつ、 RBD 、視覚についてピックアップ。 幻視については こちら もご参照ください。 パーキンソン病の運動療法については こちら 。