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大森地区レケンビ静注連携WEBセミナー

大森地区レケンビ静注連携WEBセミナーが大森医師会館で開催されました。 アルツハイマー病の疾患修飾薬については こちらのサイト 。 アルツハイマー病の疾患修飾薬の臨床試験は失敗続きでした。 こちら 。 aducanumabのEMERGE試験でエンドポイント有意差ありでした。 ENGAGE試験は有意差なしでしたが、この 二つを合わせて FDAに申請しました。これらの試験でのAmyloid-related imaging abnormalities(ARIA)については こちら 。ARIA-Eの症例報告は こちら 。 lecanemabのClarity AD試験は こちら 。lecanemab治験中のrt-PA投与例は こちら 。 ARIAに進展した患者の症状、米国でのレカネマブ投与体制は こちら 。 donanemabのRAILBLAZER-ALZ 2試験は こちら 。 いずれもアルツハイマー病を背景とした軽度認知障害または軽度の認知症が対象。しかし日本は介護保険導入時に初めて専門医を受診することが多い。 こちら 。しかし初期認知症の鑑別診断は難しい。臨床的に診断されたアルツハイマー型認知症のうち、39.6%がアルツハイマー病以外の病理が示唆された、 こちら 。 初期アルツハイマー病診断のポイントは 18 F-FDG PETや脳血流SPECTでの後部帯状回での集積低下だと思います。箕島先生の論文は こちら 。石橋先生の論文は こちら 。脳内のアミロイド蓄積があればアルツハイマー病、ということにはなりません。結局旧来の臨床診断がベースになり、その上で初期アルツハイマー病と診断した場合に、レカネマブ投与が考慮される場合アミロイドの証明が必要になるのです。 ドネペジルやガランタミンは一時的に症状改善、 こちら と こちら 。 日本の将来推計人口(令和5年推計)は こちら 。 認知症施策推進関係者会議(第2回)の資料は こちら 。 認知症のリスクを軽減するための推奨戦略は こちら 、2024年のリポートは こちら 。 認知症に関する脳脊髄液・血液バイオマーカー、APOE 検査の適正使用指針 第2版は こちら 。 APOE4の病態がわかってきました。 こちら 。

脳神経内科Web Seminer

 脳神経内科Web Seminerで診断のポイントをweb配信しました。 認知症診断のタイミングがアメリカより日本は遅い、 こちら 。アメリカは健診で認知症のチェックがあったり、家族の相談が早い。日本は介護保険導入時が多い。早ければ、認知症が軽度のうちに、自分の意志で今後を決定できます。 MoCAは こちら 。 片頭痛の総説は こちら 。

アデノシンA2A受容体を再考する

 ホテル精養軒から「アデノシンA2A受容体を再考する〜川崎エキスパート版〜」をweb配信、アデノシンについて講演しました。 アデノシンの代謝の図は以下の本より。   The Study of Urate Elevation in Parkinson Disease (SURE-PD) の論文は こちら と こちら 。 Frontiers in Pharmacologyのプリン作動性薬理学の特集は こちら 。オープンアクセスの電子ジャーナルなので、フリーで全文閲覧できます。治療応用に関する総説は こちら 。アデノシンA 2A 受容体のクリスタル構造の総説は こちら 。 カフェイン摂取が多いとパーキンソン病発症リスク軽減 は こちら 。 コーヒーでなぜ目が冴えるか。 カフェインの腹腔内投与3時間後のマウスの覚醒時間が野生型マウス及びA 1 受容体遺伝子欠損マウスで投与後3時間の覚醒時間は用量依存的に増加、アデノシンA 2A 受容体遺伝子欠損マウスは覚醒時間に全く変化せず、 こちら 。 アデノシンA 2A 受容体作動薬(CGS21680)を前脳基底部クモ膜下腔や外側視索前野へ投与で強力なnon-REM睡眠を誘発、 こちら 。 結節乳頭核において、アデノシンがヒスタミン神経に発現するA1受容体を介してその活動を抑制することにより睡眠を誘発、 こちら 。 istradefyllineで、パーキンソン病における日中過眠を抑制、 こちら 。 健常者の脳内アデノシンA 2A 受容体分布の論文は こちら 。 私のアデノシンA 1 受容体加齢変化に関する論文は こちら 。 アデノシンA 1 受容体とA 2A 受容体の加齢変化の違いは こちら 。 未治療パーキンソン病のアデノシンA 1 受容体は こちら 。 パーキンソン病のアデノシンA 2A 受容体の変化は こちら 。 アデノシンPETの総説は こちら 。 11 C-Preladenant PETは こちら 。 11 C-Preladenant PETを用いてistradefyllineの受容体占拠率を見たのは こちら 。 istradefyllineでアンヘドニア・アパシー・うつが軽減、 こちら 。 非ドパミン系神経をターゲットにした治療戦略の総説は こちら 。 その後のディスカッションでは、