第105回日本内科学会総会


東京国際フォーラムで開催中の、第105回日本内科学会総会に出席しました。まずは、慢性腎臓病(CKD)と心疾患のシンポジウム。脳卒中とCKDの関連について興味があったのですが、心臓関連ではずいぶん研究が進んでいます。腎臓の細動脈と脳の穿通枝の類似がわかりました。午後は内科救急のシンポジウム。脳卒中については、血栓溶解療法を効率よく実施するためのシステム作りが話題になりました。胸痛のところでも医療崩壊が問題となりました。急性腎不全ではなく、Acute kidney injuryというそうです。低容量ドパミンは以前は腎血流増加と称してよく用いていましたが、予後改善や透析回避のエビデンスがないと、LancetやAnn Int Medに載っているそうです。脳梗塞やパーキンソン病の治療も私が研修医だった頃とは大違いですから、他の領域も当然進歩している訳です。最近は専門外の論文は読みませんので、専門外領域の耳学問は大事です。

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