第37回日本画像医学会

ステーションコンファレンス東京で第37回日本画像医学会が始まりました。

今回は、シンポジウム「パーキンソン病を伴う認知症疾患」にお招きいただき、臨床医の立場から講演しました。

今回、Clinical Neuroscienceの特集号が役立ちました。corticobasal syndromeでアルツハイマー病が背景にある画像はこちら。「An Essay on the Shaking Palsy」は無料で読めます。


この本には、認知機能障害はないと書いてありますが、今は70〜90%で認知症を伴うと。こちら。パーキンソニズム発症10年くらいで認知症が。こちら。Movement Disorder Societyのパーキンソン病診断基準はこちら。レヴィ小体型認知症はこちら

東邦大学医療センター大森病院放射線科の水村直先生からは、画像診断について。これまた、単純ではない。123I-FP-CIT SPECT
視覚評価分類はこちら。で、水村先生が自検例のSBRを年齢でプロットすると... おー!

新潟大学脳研究所病理学分野の高橋均先生からは、新しい病態、Globular glial tauopathyについて。こちらこちら。4リピートタウで、臨床病型はmotor neuron diseaseだったり、PSP、CBSと多彩。痙直が多いと。


なかなか面白いシンポジウムでした。


その前のランチョンでは、神戸大学放射線科の神田知紀先生より、ガドリニウム造影剤の脳内蓄積問題について。こちらこちらこちら。特に線状型ガドリニウム造影剤で。今は環状型ガドリニウム造影剤が主流に。ただ、脳内蓄積による健康被害は報告なし。腎不全患者での使用では、腎性全身性線維症に注意。河川や湾のガドリニウムも年々増加と...

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