第4回神奈川神経変性・免疫疾患病態研究会

横浜ベイシェラトンホテル&タワーズで第4回神奈川神経変性・免疫疾患病態研究会が開催されました。

大阪大学神経遺伝学の河原行郎先生からは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の遺伝子について。TDP-43はRNA結合タンパク。約9割が核に局在していますが、ALSでは細胞質の封入体に蓄積。こちらこちらに日本語で詳細が。

ALSの遺伝子はSOD1が先行していましたが、蓄積タンパクはTDP-43がほとんど。TARDBP遺伝子の点変異。こちら


富山大学神経内科の中辻裕司先生からは、多発性硬化症(MS)の治療について。McDonald criteriaはこちらこちら。Dissemination in timeがなくても、oligoclonal bandかIgG index上昇があるとsuggestive of MS。脳萎縮についてはこちら。progressive multifocal leukoencephalopathy(PML)についてはこちらこちら。Sema4Aについてはこちらとこちら。Th17分化に関与。高値例ではインターフェロンは使わない方が良い。フィンゴリモドはOK。視神経脊髄炎でのMOG-IgGはこちら

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