第45回神奈川PET・SPECT研究会 —脳—

ローズホテル横浜で第45回神奈川PET・SPECT研究会 —脳—が開催されました。


東海大学医学部付属病院放射線技術科の山下高史先生からは、脳血流SPECTのButterworth filterの最適化についてのご講演がありました。ガイドラインではホフマンファントムの長時間撮影をリファレンスでしたが、デジタルファントムの検討でした。

私は、脳神経内科の診療での核医学検査の応用について講演しました。アルツハイマー病(AD)のpreclinical stageについてはこちら

Movement Disorder Societyのパーキンソン病の診断基準はこちら。レヴィ小体型認知症の診断基準はこちら

PETのドパミントランスポータ画像はこちら。DaTSCANサウサンプトン法における脳萎縮の影響についてはこちらこちら

老年精神医学雑誌 33巻10号 では 前頭側頭葉変性症を特集しています。

bvFTD = Pickではない。こちら

posterior cortical atrophyはこちら。剖検脳の検討では、アルツハイマー病が最も多かった、こちらアミロイド陽性例陰性例。私の総説はこちら


高知大学医学部神経精神学教室の數井裕光先生からは、特発性正常圧水頭症(iNPH)についてのご講演でした。Disproportionately Enlarged Subarachnoid Space Hydrocephalus(DESH)でADとiNPHの区別。こちら。Wechsler Memory Scale-Revised(WMS-R)でiNPHとADを比較、こちら。精神症状はこちら。Study of Idiopathic Normal-Pressure Hydrocephalus on Neurological Improvement(SINPHONI)のSPECTの集積パターンはこちら。SINPHONI-2 trialはこちら。iNPHにおけるAD病理はこちら

横浜市立脳卒中・神経脊椎センター臨床研究部の秋山治彦先生からは、AD治療薬開発研究の流れについて。1894年Binswanger病の報告で、進行麻痺以外の認知症が明らかに。ADのアミロイド仮説を裏付けるAPP の変異でのADリスク減少についてはこちら。AβワクチンでAβ減少、こちら。バイオマーカーの変化の総説はこちら。アミロイドの蓄積が発症25年前と具体的な期間を書き込んだDIAN研究はこちら。NIA-AA Research Frameworkはこちら
IROOPはこちら。J-TRCはこちら。EPADはこちら


第48回神奈川PET・SPECT研究会 —脳— は私が当番世話人と決まりました...

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