病診連携セミナー〜神経変性疾患について〜

病診連携セミナー〜神経変性疾患について〜において、パーキンソン病治療について講演しました。

1817年、James Parkinsonが「An Essay on the Shaking Palsy」で報告したのが、1888年にCharcotがパーキンソン病と呼ぶことを提唱した疾患。

筋萎縮性側索硬化症を最初に発表したのが、Charcotの息子さんの1865年の学会発表、論文は1869年。阿部康二先生の総説をご参照ください。

1892年、Arnold PickがPick病を報告、こちら

脳卒中で認知機能障害が出ることは1672年にWillisが報告していますが、今の血管性認知症の概念をBinswangerが示したのが1894年、こちら

1906年11月3日 Alois Alzheimerが進行性認知機能障害を呈した女性の臨床・病理を報告、こちら

というように、主な神経変性疾患の中でパーキンソン病は歴史が長い。


パーキンソン病の進行はこちら

Lancetのパーキンソン病の総説はこちら。JAMAの総説はこちら。N Engl J Medの総説はこちら

αシヌクレインを介した病態に対する治療ターゲットについてはこちら

11C-MODAG-001 PETによるラットαシヌクレイン画像はこちら

ヒトのαシヌクレイン画像がなかなか難しい理由はこちら

順天堂大学の血中αシヌクレインの測定はこちら

大脳基底核の仕組みについては以下の本を。


パーキンソン病診療ガイドライン2018はこちら

非運動症状の総説はこちら

L-DOPA誘発性ジスキネジアのセロトニン仮説はこちら

パーキンソン病は進行とともに線条体のドパミントランスポータが減少、つまりドパミンシナプスが減少、逆から言えば、初期は少しは残っている、こちら。だから初期は内因性のドパミンも有効利用しましょう。

ドパミンアゴニスト別ドパミン受容体サブタイプの結合に違いはこちら

姿勢異常の総説はこちら

PD MED studyはこちら

ドパミン系以外の治療の総説はこちら

パーキンソン病のアデノシンA2A受容体PETはこちら

パーキンソン病の便秘など消化器症状についてはこちら

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