第28回日本医学会総会 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ - 火曜日, 3月 15, 2011 第28回日本医学会総会が、講演会・博覧会を中止、webや電子媒体による形式に変更されると連絡がありました。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
北村伸先生(1950-2024) - 月曜日, 11月 04, 2024 北村伸先生が2024年10月29日ご逝去されました。 北村先生は1976年日本医科大学を主席で卒業され(当時は銀杯が授与されていました)、日本医科大学第三内科に入局されました。当時、日本医科大学第一病院に第二内科、付属病院に第一内科と第三内科があり、付属病院の神経内科は第三内科にありました。その後大学の組織再編があり、1977年から第二内科に異動されました。 先生は、Xeを用いて血管性認知症と脳循環についての研究を始めました。当時、認知症(痴呆と呼んでいました)は精神科がメインでした。 その後、国立中野病院でPETを用いた研究を始めました。その頃日本にPETがあるのは、他に東北大学と秋田脳研のみでした。そして第一病院に頭部専用のSPECT装置が導入しされ、そこでも研究が始まりました。 1999年4月日本医科大学武蔵小杉病院の初代神経内科部長として赴任されてからは、認知症の臨床に尽力されました。少人数のチームのため、脳卒中ではなく認知症をやろうと決断したそうです。2007年4月に文部科学省の私立大学学術研究高度化推進事業社会連携部門の助成のもと、認知症街ぐるみプロジェクト」がスタート。このプロジェクトの目玉である 街ぐるみ認知症相談センター は2007年12月に開設されました。これらの功績により、2012年には武蔵小杉病院は川崎市の認知症疾患医療センターに認定されました。 たくさんの治験にも積極的に参加されました。 memantineの本邦の治験を指揮されました。だから私は、患者さんにmemantineを説明する時、「私の師匠が開発に関与したんだ。」と言っています。 実臨床には上がってこなかった薬の中には、一時的に日本医科大学武蔵小杉病院が世界一のエントリー数だったこともありました。lecanemabのClarity AD試験では、専門医がアルツハイマー型認知症と エントリーしても薬の割り付けまで辿り着ける患者さんは1/3以下でした が、日本医科大学武蔵小杉病院は割り付けまで至った患者数が日本で2位でした。脳血流SPECTを認知症診断に応用しているからだと思います。まさに北村グループの流れ。私も、北村先生や兄弟子に核医学の読影を鍛えられました。 高齢者の運転免許更新の際のテストも監修されました。このテストで認知症疑いと言われ私の外来にいらっしゃる人、ほとんどの方が認知... 続きを読む
日本医科大学陸上部新人歓迎コンパ - 土曜日, 7月 16, 2011 東京ドームホテルで、新人歓迎コンパがありました。私の陸上部部長としての最初の仕事でした... それはそうと、懐かしい面々と再会できました。 続きを読む
日本医科大学陸上部OB会 - 日曜日, 10月 16, 2011 京王プラザホテル中国料理「南園」 において、 日本医科大学陸上部OB会 を開催しました。多数のご参加、ありがとうございました。 続きを読む
平成25年度定年退職記念講演会 - 土曜日, 3月 01, 2014 東京ガーデンパレスで平成25年度日本医科大学定年退職記念講演会が行われました。神経内科片山泰朗先生から、脳卒中の基礎実験についてのご講演がありました。 続きを読む
後ろ向き研究による実態調査(SCADS-I)前向き観察研究(SCADS-II)研究成果報告会 - 土曜日, 2月 28, 2009 大阪の千里ライフサイエンスセンターで開催された、 循環器病研究委託費 18公-5「脳血管解離の病態と治療法の開発(SCADS-Japan)」後ろ向き研究による実態調査(SCADS-I)前向き観察研究(SCADS-II)研究 成果報告会に参加しました。詳細は、脳卒中学会など今後の学会や、論文で明らかになるようです。 画像診断については、この研究会を通じて進歩しました。脳血管撮影でのintimal flapまたはdouble lumen、MRI T1WIでのintimal hematomaが診断確実、教科書的には有名なpearl and string signは、動脈硬化やSAH後のspasmとの鑑別が難しいので解離疑い、ということでした。 内科治療に関しては、頭蓋内の解離性動脈瘤の虚血発症で抗血小板剤や抗凝固剤を使用するケースが意外と多かったようです。しかし、瘤の形成がある場合には、症状や画像上悪化した症例がいくつかあったようです。狭窄がある場合は、抗血栓療法を行わない場合も行った場合も悪化した症例があったとのことでした。瘤形成も狭窄もない場合は、抗血栓療法はやらない方がよかったようです。日本で頭蓋内の解離に対して、抗血栓療法を行う施設が多いのは、欧米に多い頭蓋外の解離に対して行う抗血栓療法のエビデンスに引っ張られたのではないかとのご意見がありました。日本医科大学千葉北総病院脳神経センターでは、頭蓋内の解離に対しては基本的に抗血栓療法は行っていませんでした。瘤の形成がなく狭窄があるケースでは、抗血栓療法も考慮してもいい場合があるということです(ただしエビデンスレベルは低いので慎重に)。もちろん頭蓋外では抗血栓療法を必ず考慮すべきです。 手術療法は、症例数が多くないため確定的なことをいうのは困難だったということでした。 血管内手術では、今は塞栓術が中心、将来は自己拡張型のステントが出てくるようです。 脳動脈解離による脳梗塞の治療は、これまでエビデンスが乏しく現場では経験に頼っていたのですが、今回の研究報告で、もやもやが吹っ切れたような気がします。まだ中間報告の段階なので、今後の論文に期待しましょう。 続きを読む
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