第22回Neurology SPECT定量検討会

第22回Neurology SPECT定量検討会がステーションコンファレンス東京で開催されました。今回の当番世話人は私... テクノロジーをテーマに企画しました。

オムロンヘルスケア株式会社の鹿妻洋之先生からはウェアブルディバイスなどデジタルヘルスデータ活用についての諸問題についてご講演いただきました。ヘルスケアIT研究会はこちらなど。次世代医療基盤法についてはこちら。ここのガイドライン、 PDFで59ページにこんなことが。

「複数回にわたって匿名加工医療情報を提供する際に、各回のデータセット間での同一人物の紐づけを抑制するため、仮IDを付けずに提供したり、提供の度に仮IDを変更したりする必要がある。この場合に、都度提供される匿名加工医療情報データベースにおけるレコードの並びが同じであったり、提供されるデータセットが対象としている期間に重複があったりすると、データセット間の紐づけが容易となってしまう。したがって、 複数回にわたって提供する匿名加工医療情報データベース間でレコードが紐づけられることを抑制するために、レコードの並びを変更したり、データセットが対象としている データに重複期間が生じないように加工したりすることが必要である。」

つまりIDで紐づけてデータを追加していく、ということができないんですね...

今年保険収載されたオンライン診療のガイドライン案はこちら


Software as a Medical Device(SaMD)はこちら

「医療にはビッグデータよりクオリティデータが必要」 こちら

Health IT Newsはこちら。mobihealth newsはこちら





国立病院機構新潟病院の中島孝先生からは、HALについて。Cajalの本では、神経は再生しないと。しかし、その後神経の可塑性が証明されました。



HALはこちら。神経難病の患者が使用することで、正しい歩行を会得し、その効果が持続する。ダメになってきたら再度HALを使用し補正。と、HALは単純に筋力をサポートするだけでなく、運動回路を再構築するようです。




近畿大学生物理工学部生命情報工学科の木村裕一先生からは、deep learningの基礎を数式を使わずに講義いただき、核医学への応用についても教えていただきました。

アヤメの分類はこちら。特徴量と識別境界。萼片の長さと幅で分類するとき、平面状の直線で区分できれば楽ですが、実際のデータは混ざり込んでいる。だったら分類するための属性を増やす、あるいは非線形の区分にする。でこの区分をニューラルネットワークのアルゴリズムでグループ分けを実現する。

ADNIデータの応用はこちら。DaTSCANの応用については、11月15日から沖縄で開催される第58回日本核医学会学術総会において、デジタルポスターで渡辺翔吾先生が呉発表します。



新潟大学脳研究所統合脳機能研究センターの松澤等先生からは、脳腫瘍や脳梗塞などのMRIと病理への応用。大腿骨頚部骨折のX-Pへの応用はこちら。GANはこちら。AlexNetはこちら


次回第23回は、2019年10月5日の予定(当番世話人:国立病院機構新潟病院 中島孝先生)です。

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