第58回日本核医学会学術総会



沖縄コンベンションセンターで第58回日本核医学会学術総会が開催されました。会長の松田博史先生は国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター脳病態統合イメージングセンターご所属ですから、通常なら東京開催なのでしょうが、アジアの研究者がアクセスしやすい沖縄を選択したそうです。


東アジア核医学会とのジョイントシンポジウム「Movement disorder」で、パーキンソン病における非ドパミン系の分子イメージングの講演をしました。パーキンソン病ではドパミンが減少、しかし、ピーク時の80%以上のドパミン神経の欠如がないと症状が出てこない。こちら。なぜなら、非ドパミン系システムの代償があるから。こちら。シグマ1受容体はこちら。アデノシンA1受容体はこちら。A2A受容体はこちら。A1受容体の加齢変化はこちら。線条体A2A受容体が加齢変化なし。こちら。健常者はこちら。TMSX PETのtest-retest研究はこちら。istradefyllineのoccupation studyはこちら

会場の沖縄コンベンションセンターは安室奈美恵さんが最後のコンサートをやった場所。今回は、機器展示とデジタルポスターの会場でしたな。
ビーチのすぐそば。

会長招宴はかつて沖縄サミットが開催された万国津梁館で。ミス沖縄もご参加。

私のお隣だった台湾の邸創新先生は台湾のmovement disorder学会の理事長、反対側は台湾脳卒中学会理事長の葉守正先生。邸先生は600人パーキンソン病患者を診療しているとか、葉先生からは台湾の脳卒中学会は奨学金を出して血管内治療医を育てて倍増したとか、スケールの大きなお話をたくさん聞きました。ただ、核医学は発展途上で、その指導に松田博史先生も一翼を担っていたのですね。

この学会は方法論について議論ができる。今話題の特定臨床研究についてもいい情報を得ました。

11月16日夕方には、イー・グローブの島村東世子先生による英語プレゼンテーションの講座がありました。こちら



私も最初の国際学会ではポスターの前でフリーズしていたなあ... 私はピンズラーの英会話でフリーズしなくなりました。いまだにインチキ英語ですが...

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