FileMaker Server 19で、バックアップフォルダを外付けHDにするには リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ - 水曜日, 8月 11, 2021 filemac:/外付けドライブ名/FM_BackUp/って入力すればいいのですけど、その前に、fmserver_helperdにフルディスクアクセスを許可する必要があるのですね...Mac OSの、システム環境設定の、セキュリティとプライバシー>フルディスクアクセス>でfmserver_helperdにチェックを入れる。こちらに書いてありました。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
北村伸先生(1950-2024) - 月曜日, 11月 04, 2024 北村伸先生が2024年10月29日ご逝去されました。 北村先生は1976年日本医科大学を主席で卒業され(当時は銀杯が授与されていました)、日本医科大学第三内科に入局されました。当時、日本医科大学第一病院に第二内科、付属病院に第一内科と第三内科があり、付属病院の神経内科は第三内科にありました。その後大学の組織再編があり、1977年から第二内科に異動されました。 先生は、Xeを用いて血管性認知症と脳循環についての研究を始めました。当時、認知症(痴呆と呼んでいました)は精神科がメインでした。 その後、国立中野病院でPETを用いた研究を始めました。その頃日本にPETがあるのは、他に東北大学と秋田脳研のみでした。そして第一病院に頭部専用のSPECT装置が導入しされ、そこでも研究が始まりました。 1999年4月日本医科大学武蔵小杉病院の初代神経内科部長として赴任されてからは、認知症の臨床に尽力されました。少人数のチームのため、脳卒中ではなく認知症をやろうと決断したそうです。2007年4月に文部科学省の私立大学学術研究高度化推進事業社会連携部門の助成のもと、認知症街ぐるみプロジェクト」がスタート。このプロジェクトの目玉である 街ぐるみ認知症相談センター は2007年12月に開設されました。これらの功績により、2012年には武蔵小杉病院は川崎市の認知症疾患医療センターに認定されました。 たくさんの治験にも積極的に参加されました。 memantineの本邦の治験を指揮されました。だから私は、患者さんにmemantineを説明する時、「私の師匠が開発に関与したんだ。」と言っています。 実臨床には上がってこなかった薬の中には、一時的に日本医科大学武蔵小杉病院が世界一のエントリー数だったこともありました。lecanemabのClarity AD試験では、専門医がアルツハイマー型認知症と エントリーしても薬の割り付けまで辿り着ける患者さんは1/3以下でした が、日本医科大学武蔵小杉病院は割り付けまで至った患者数が日本で2位でした。脳血流SPECTを認知症診断に応用しているからだと思います。まさに北村グループの流れ。私も、北村先生や兄弟子に核医学の読影を鍛えられました。 高齢者の運転免許更新の際のテストも監修されました。このテストで認知症疑いと言われ私の外来にいらっしゃる人、ほとんどの方が認知... 続きを読む
BPSD Online Seminar - 金曜日, 4月 04, 2025 BPSD Online Seminarにおいて、アルツハイマー型認知症の認知症の行動・心理症状(behavioral and psychological symptoms of dementia: BPSD)について講演しました。 認知症疾患診療ガイドライン2017は こちら 、Amazonは こちら 。 BPSDはかつて周辺症状と言われていました。英語の論文ではneuropsychiatric symptoms(NPS)と呼ばれます。認知機能障害を基盤に、身体的要因・環境的要因・心理的要因などの影響を受けて出現し、活動亢進・精神病様症状・感情障害・アパシーに分類されます。 認知症で出現しますが、軽度認知障害(mild cognitive impairment: MCI)の時期にも認めれれます。 こちら 。アルツハイマー病の病期に応じ、BPSDの種類が異なります。agitationは中期で認められることが多い。 こちら 。International Psychogeriatric Associationの認知症におけるagitationの定義は こちら 。国内のBPSDの調査で、アルツハイマー型認知症のagitationは進行するにつれて多くなり、介護者の負担にも。しかしCDR 0.5のMCI相当でもあり。 こちら 。 東京都の認知症疾患医療センターは こちら 。認知症疾患医療センターの役割としてBPSDの急性期対応がありますが、閉鎖病棟に入院するほど悪化させないことが主治医の役割でしょう。その一つは、薬剤の調整です。睡眠導入剤、向精神薬のほかに、神経障害性疼痛に対する薬剤・季節性鼻アレルギーに対する抗ヒスタミン剤など、複数の医療機関から眠気がある薬剤が高齢者に結果的に同時に処方されてしまっていることがよくあります。お薬手帳のチェックが重要です。 BPSDが家族の対応によって起こる場合もありますが、医療者は家族の苦悩を把握しなければなりません。 こちら 。介護者の精神を安定させるために、介護保険の利用を勧めます。また、介護・看護のテクニックとして、 ユマニチュード ・ バリデーション療法 があります。 かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン(第2版)は こちら 。第3版もまもなくでます。こちらにはbrexpiprazolが入ってきま... 続きを読む
「森の病院」 成田リハビリテーション病院 - 水曜日, 12月 06, 2017 有給休暇を利用して、 成田リハビリテーション病院 を見学させていただきました。詳しくは web site をご覧ください。 院長は日本医科大学千葉北総病院時代にお世話になった、小林士郎先生。 正面玄関から、建物の美しさに圧倒されます。 設計は 隅 研吾 東京大学教授(隈研吾建築都市設計事務所主宰)。2020年東京オリンピック・パラリンピックの会場となる国立競技場の設計などご高名な建築家。成田空港近郊の自然と協和し、「森の病院」と名付けました。 この壁の木は、腐らないよう特殊塗料が塗られているそうです。 目の前は成田空港の土地。季節の移ろいが楽しめるそうです。 患者さん・ご家族のお顔はモザイク処理させていただいています リハビリテーション室は大きく、明るいです。9単位可能。新病院ですが、リハビリスタッフはグループの新八千代病院で経験を積まれたスタッフたち。 すでに様々なリハビリテーション機器が用意されていますが、さらに新しい試みも小林院長はお考えのようです。 リハビリテーションにも使われる中庭 続きを読む
東京労災病院 区民公開講座 - 土曜日, 6月 24, 2023 大田区産業プラザPiOにおいて、東京労災病院 区民公開講座を開催しました。 2004年3月、日本老年医学会において柴山漠人(しばやまひろと)先生が「『痴呆』という言葉が差別的である」と問題提起、2004年12月日本老年精神医学会検討委員会が「認知症」と決定しました。 こちら 。 認知症には様々な疾患があります。 こちら 。 アルツハイマー病では後部帯状回のブドウ糖代謝が病初期から低下、 こちら 。 DIAN研究は こちら 。 アミロイドβの形成と治療戦略については こちら 。 lecanemabの臨床試験は こちら 。 認知症のリスクの軽減は こちら 。 Glymphatic systemは こちら 。 加齢により睡眠が浅くなる、 こちら 。 厚生労働省健康局 、健康づくりのための睡眠指針 2014 は こちら 。 震災直後の不眠は正常な反応、 こちら 。 続きを読む
第1回千葉県脳卒中連携の会 Chiba Alliance Medical Path-Stroke (CAMP-S) - 土曜日, 1月 23, 2010 昨年来準備をつづけていた、第1回千葉県脳卒中連携の会(CAMP-S)がついに開催されました。会場は千葉県文化会館。私たちプログラム委員は10時集合、県庁職員の方々はもっと早くいらっしゃっていて、設営や資料の準備をしました。ちょっとした学会の規模ですが、まさに手作りです。 午後1時から、医師・看護師・リハビリテーションスタッフ・医療ソーシャルワーカー(MSW)・薬剤師に分かれて分科会が開催されました。 医師部会は参加者数が最も少ないことが予想されたので小さな会議場を用意していたのですが、事前受付で予想以上の人数となり、大ホール前のスペースが会場になってしまいました。急性期・回復期・地域生活期から千葉県共用パスなど医療連携についてのプレゼンテーションがありました。亀田メディカルセンター神経内科西村寿貴先生から、急性期病院でエビデンスに基づき高価な抗血小板剤を選択しても、回復期施設以降で変更されている懸念が指摘されました。千葉県リハビリテーションセンター飯塚正之先生からは、回復期ではそのようなことはないとご回答がありましたが、その先の、包括医療の療養施設では安価なアスピリンやチクロピジンに変更されています。医療制度を変えなければ解決しない問題です。千葉脳神経外科病院湧井健治先生からは、連携パスがリハビリテーション病院転院前のトリアージに使用されるのでは、とご質問がありました。このような使用法では、急性期病院に重症の長期入院患者があふれ、新患の救急を満床を理由に断らなければなりません。 同時進行なので、他の部会は聞けません... また、薬剤部会は会場が離れていたので、写真も撮れませんでした。 看護部会では、日本医科大学千葉北総病院土肥いずみさんが、 印旛脳卒中地域連携パス(InCliPS) の運用実績を報告しました。 リハビリテーション部会 福祉関係部会 ついで、特別講演です。 脳卒中の医療連携では第一人者の熊本市民病院神経内科橋本洋一郎先生と、熊本機能病院併設介護老人保健施設清雅苑野尻晋一先生をお招きしました。千葉県共用パスのきっかけになったのは、 2008年7月の医療連携を推進する会 で、橋本先生のご講演を拝聴、懇親会で意見交換をしているなかで、脳卒中地域連携パスの統合化の必要性を参加者が共感したことでした。ですから、こ... 続きを読む
コメント