第19回東海パーキンソン病研究会

キャッスルプラザで第19回東海パーキンソン病研究会が開催されました。私は、アデノシン受容体PETについて講演させていただきました。
本邦ではistradefyllineが世界に先駆け上市され、その研究会でPlos Oneの論文を取り上げていただく機会が増えました。そこで、PETの原理、動態解析を含め、自分の論文を掘り下げてお話しさせていただきました。

順天堂大学脳神経内科の服部信孝先生からは、パーキンソン病の病態・治療について、教室の業績を中心にご講演がありました。2030年には3,000万人になると言われるパーキンソン病。診断のポイントとして、re-emergent tremor、tandem gait可能、bicycle signなど。DAT scanでCBSの鑑別、特にCBS-ADの除外が可能か。RBDの80%がα死ぬ暮れオパチー。SENDA, BPAN。すくみ足にSSRI・SNRI。疼痛にrotigotine。dual agonistでICD rate 22.9%と上昇。iPS細胞の応用。などなど、多岐にわたるお話でした。istradefyllineの使用法についても、アデノシンA2A受容体の可塑性との関連で一工夫がありそうです。

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