Purine 2012 : Adenine Nucleosides and Nucleotides in Biomedicine ~ Purinergic Signalling in New Strategy of Drug Discovery ~


Purine 2012が九州大学医学部百年講堂で開催されています。プリン代謝物のアデノシンがメインですね。


九州大学医学部の立派な門。ここから病院までは結構な距離です。

NIHのJacobson先生は、アデノシン受容体・P2Y受容体の新規リガンドの開発についての講演。そもそも、私がこの学会を知ったのは、昨年のNeuroscience 2011で、Jacobson先生に「君はこの学会に参加すべきだ。」とご紹介いただいたからでした。様々なリガンドが紹介されましたが、3次元構造のアデノシンA2A受容体にリガンドが結合し、受容体構造が歪むように変化する動画が面白かったです。最近はCGが創薬に応用されていますが、リガンドの特性基によって薬効の程度が異なるのは、3次元構造を見せられると納得できます。Scienceの論文はこちらこちらも。

アデノシンは、パーキンソン病治療としてのアデノシンA2A受容体拮抗薬が注目ですが、A2A受容体作動薬が免疫抑制や抗炎症作用、A3受容体作動薬が癌治療や神経痛の治療に応用されているようです。

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