Tokyo Stroke Seminar

京王プラザホテルでTokyo Stroke Seminarが開催されました。


慶応大学の伊藤義彰先生からは、抗凝固療法の選択について、実際の症例を元に解説がありました。心房細動治療(薬物)ガイドライン(2013年改訂版)はこちらからダウンロードできます。本邦でのワルファリンコントロールで、PT-INRは低めの傾向。こちら

熊本市民病院の橋本洋一郎先生からは、心原性脳塞栓の2次予防についての御講演でした。急性期のNOAC使用のタイミングが1-3-6-12 day ruleはこちらこちら。カルバマゼピン・フェニトイン・フェノバルビタールはNOACの効果を減弱するから要注意。しかも、ワルファリンと違ってPTなどでのモニタリングができない... ワルファリンでPT-INRが治療域でも、心原性脳塞栓は発症する。心原性脳塞栓の40%がINR治療域だったと。経口摂取ができる症例ではNOAC、連携を考えると、療養型施設に行く方向の患者ではワルファリンやむなし。しかし、急性期でNOACが開始されても、クリニックや転院先の病院の外来でワルファリンなどに切り替わってしまうことが少なくない。研究会や連携の会で切り替えのリスクを何度も協調しているそうで。

コメント

このブログの人気の投稿

認知症診療セミナー