Purines 2014 2日目 3日目

John Daly LectureはNIHのJacobson先生。John Daly先生は、poison dart frogの研究から、アデノシンを発見されました。
Jacobson先生のお話は、昨今急速に発達した、3次元構造から薬剤を開発する話。受容体も蛋白構造が明確になるにつれ、3次元の様子が表示されるようになりましたが、薬剤が結合する事により、その形が変わったりします。より結合しやすいように、塩基を変更したりして、薬剤を開発していきます。

P2Y12受容体は血小板の活性化に関与していますが、これをブロックする抗血小板剤のセッションがありました。私が2006年に参加した頃は、治療はパーキンソン病の治療薬が話題でしたが、この学会はドンドン広がっていきます。

7月25日のPlenary Lectureは、メルボルンのHarland先生が渡航できなくなったため、ボストンのSitkovsky先生に変更。低酸素にアデノシンA2A受容体が関与、高濃度の酸素投与とアデノシンA2A受容体拮抗薬により、マウスの肺がん転移を抑制したと。


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