第14回神奈川脳卒中広域シームレス医療研究会 ストップ!NO卒中プロジェクト全国一斉エリア会議 in 神奈川

神奈川県立かながわ労働プラザにおいて、第14回神奈川脳卒中広域シームレス医療研究会、ストップ!NO卒中プロジェクト全国一斉エリア会議 in 神奈川が開催されました。

藤澤市民病院神経内科の小山主夫先生からは、藤澤脳卒中ネットワークセミナーの活動報告。診療報酬も改訂されたのですね...


産業医科大学リハビリテーション科の高畠英昭先生からは、嚥下障害について。

マクロアスピレーションは食塊など、マイクロアスピレーションは唾液など。食事には病原菌が大量に付着していることは考えにくい(そんなことなら食中毒)。例えば嚥下造影では造影剤が入った食品を嚥下していただくわけだが、嚥下造影後に誤嚥性肺炎になるのは1%。こちら。菌がなければ誤嚥しても肺炎になりにくい。しかし口腔内には常在菌など多数。だから口腔ケアで口腔内を清潔に。

誤嚥性肺臓炎と誤嚥性肺炎の違いはこちら。前者は嘔吐によって胃酸が肺に入り炎症、今菌剤無関係(二次性感染は除く)。

Evidence-Based Review of Stroke Rehabilitation(EBRSR.com)はこちら

高畠先生の脳出血患者での接触嚥下訓練の論文はこちら

ビデオで、こんな重症脳卒中・外傷患者でも自分で食事ができるようになるのか、とビックする画像をいくつも提示いただきました。病初期から間接訓練を、ROMのように淡々と実施し、意識を回復し直接訓練開始を待つ。これができると、自力歩行訓練が付いてくる。

食事が取れなくなった患者には、日本では胃瘻を作ることが多いですが、2年くらいで亡くなってしまうと。多くは肺炎。

久々に感動の講演を拝聴できました。




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