第5回東北パーキンソン病研究会

ホテルJALシティ仙台で開催された、第5回東北パーキンソン病研究会において、アデノシンA2A受容体の講演をしました。広い東北地方、エキスパートの先生方にご参集いただき感激でした。

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岡山旭東病院の柏原健一先生からは、パーキンソン病治療のご講演でした。wearing off、ジスキネジア・ジストニア、dopamine dysregulation syndrome、幻視など、具体的な症例を呈示いただき、処方の工夫をご教示いただきました。若年発症のジスキネジア例では、レボドパの合剤ではなく、単剤を使用したほうが、吸収が悪いため逆にpeak-doseが起こりくくい、スタレボL50も同様な使い方ができそうと。

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懇親会も熱のこもったディスカッションができました。柏原先生のようなエキスパートでさえ、パーキンソン病治療で試行錯誤なのだから、治療方針を決定できるバイオマーカーが必要、と福島県立医科大学宇川義一先生よりご挨拶がありました。うー、重要な研究テーマです...

それにしても東北の先生方、お一人お一人が診療されているパーキンソン病患者数が半端ない! 200〜400例と! 「だって専門医がいないから。」

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