第13回N-Pネットワーク研究会

第13回N-Pネットワーク研究会がホテルモントレ横浜で開催されました。

第7回はこちら

昭和大学藤が丘病院の高橋聖也先生からは、視神経脊髄炎の1例。四肢の異常感覚から発症し神経内科から精神科に紹介され身体表現性障害と診断されたが、その後膀胱直腸障害も出現し脊髄病変が疑われたため、昭和大学藤が丘病院脳神経内科に紹介されました。身体疾患を見逃さないようにしなければなりません。

放射線医学総合研究所の島田斉先生からは、アミロイド・タウなどmisfolded protein PETを用いた臨床診断について。とは言っても、pitfallだらけ... MRIで海馬の萎縮があってもアルツハイマー病じゃない(特に高齢者では嗜銀顆粒性認知症)、海馬の萎縮がなくてもアルツハイマー病、アミロイドPET陽性でもアルツハイマー病じゃない、などなど... バイオマーカーも大事だし、長期フォローでの検証も大事。

Moriyamaらの論文はこちら。MRIや脳血流、MCIやアルツハイマー病初期で正常域のことはよくある。

Primary age-related tauopathy (PART)はこちら。加齢によってタウが溜まるが、これも機能低下に関連...

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