第42回神奈川PET・SPECT研究会ー脳ー

ワークピア横浜で、第42回神奈川PET・SPECT研究会ー脳ーが開催されました。

横浜舞岡病院精神科の千葉悠平先生からは、レヴィ小体型認知症のFDG-PET所見。パーキンソン病の病理の進展はこちら。Cingulate Island Signはこちら。千葉先生の前駆症状に関する研究はこちら。レヴィ小体型認知症で頭頂葉・楔前部の糖代謝低下があると、幻視・視覚認知障害・実体的意識性と関連、アルツハイマー病パターンでよりレヴィ小体型認知症らしさが目立ってくる、こちら。FDG PETとIMP SPECTの比較はこちら

東海大学医学部専門診療学系画像診断学の橋本順先生からは、MRIとSPECTを用いた認知症の鑑別について。
脳血流の左右差は

  • 左右差が少ないことが多い FTD PSP DLB SD-NFT
  • 左右差が目立つことが多い SD  PNFA CBD AGD
  • 比較的左右差が少ないものの左右差が目立つことがしばしば AD



千葉大学医学部附属病院神経内科の平野成樹先生からは、認知症診療での核医学検査について。
[11C]MP4A PETの研究では、アセチルコリンエステラーゼ活性は、65歳以下のアルツハイマー病は、65歳以上より大脳皮質のアセチルコリンエステラーゼ活性が低下。こちら。パーキンソニズムの初期診断についてはこちら。レヴィ小体型認知症では、一度に複数の作業ができない。言うなれば、古いパソコンでいくつかのアプリケーションを立ち上げたらメモリー不足でフリーズ。でも一つだけ起動すれば可能。というイメージと。

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