第34回Brain Function Imaging Conference

神戸ポートピアホテルで第34回Brain Function Imaging Conferenceが開催されました。

2018年11月にwebで閲覧可能です。

愛知医科大学加齢医科学研究所の吉田眞理先生からは、イメージングと病理について。DaTSCANが低下しないレヴィ小体型認知症、黒質の編成が少ないことがあると。MIBG心筋シンチで末梢のシヌクレオパチーが証明されても、脳も同じようにシヌクレオパチーがあるとは限らず、つまりMIBG心筋シンチが低下しているから脳の病理がレヴィ小体病と決定するわけではないと。初療時の画像検査は大事ですが、フォローアップも重要。SWEDDsも要フォローアップ。

砂川市立病院認知症疾患医療センターの内海久美子先生からは、レヴィ小体型認知症の核医学検査の応用について。老年精神医学雑誌の論文はこちら。SBRのカットオフが4、女性の初発症状がレム睡眠時行動異常より精神症状の方が多い、幻視より幻聴が多い、など、精神科の見方は違うなあ、という印象...

北海道大学大学院保健科学研究院の大槻美佳先生からは失語について。こちらこちらの総説をご参照。

国立循環器病研究センターの中川原譲二先生からは、無採血迅速15O-gas PETについて。特に小児のモヤモヤ病手術例には有用。動脈ラインを取るのは大変でしたし...

東京大学神経病理学分野の岩坪威先生からは、アルツハイマー病のdisease-modifying therapyについて。J-ADNIの成果はこちら

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