第60回日本核医学学会学術総会

 第60回日本核医学学会学術総会が神戸国際会議場で開催されました。会長は神戸市立医療センター中央市民病院分子イメージング研究部の千田道雄先生。東京都老人総合研究所(現東京都健康長寿医療センター)ポジトロン医学研究室室長であり、若い頃にご指導いただきました。

私は、「神経変性疾患のイメージング〜アミロイドとタウの先をめざす〜」と題したシンポジウムで、パーキンソニズムの臨床医としてプレゼンさせていただきました。ガイドラインに核医学検査が入った、こちらこちら。ただし、パーキンソン病、特に初期はMIBG集積正常がありうる、こちら。MIBG心筋シンチが低下した多系統萎縮症剖検例はこちら。レヴィ小体病cortical typeと思われる症例ではDatSCAN正常、こちら。つまり、診断に核医学検査は有用であるが確定診断ではなく少なからず例外がありうる。パーキンソニズムの臨床診断は専門医であっても病理診断と異なることがある、こちら。しかし私たち臨床家は診断を付けなければならない。治療に結びつけるため、公的援助を受けるため。アデノシン受容体の論文はこちらこちら。ジスキネジアのセロトニン仮説はこちら



オンデマンド配信(市民公開講座を除く全プログラム) は2020年12月7日(月)~2021年1月6日(水)。こちらから。



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