第4回日医大オープンカンファレンス


 荏原病院神経内科の長尾毅彦先生をお招きして、日本医科大学千葉北総病院において、第4回日医大オープンカンファレンスを開催しました。荏原病院の血栓溶解療法の成績は非常によく、急性期の画像診断もまねできるものではありませんでした。私たちの施設もまだまだ改善の余地があります。
 私は、脳卒中地域連携パスのお話をさせていただきました。
 長尾先生よりご紹介された、米国の脳梗塞に対する一般の方々への啓発アニメをリンクしました。
 F(=Face、顔の動きの異常がないか)
 A(=Arm、腕の力が落ちていないか)
 S(=Speech、話はできるか)
 T(=Time、一刻を争う)
 脳梗塞の初期症状をを見逃さず、おかしいと思ったら救急を、というメッセージです。千葉県は、他地域と比べると血栓溶解療法の実施率が低く、多くは、発症後の来院の遅延が原因です。皆さん、我慢強く様子を見てしまうのです。
 来月は一般の方を対象に講演をする予定ですが、まずはこの辺をお伝えしなければなりません。
 ただし、長尾先生は終了後にお聞きしたところ、市民公開講座も限界がある、とおっしゃっていました。講演にいらっしゃる方は、多くはすでに健康に関して勉強されている方、複数回開催しても、いっらっしゃるのは同じ方が多く、情報はあまり広がらないとのこと、それで最近はニュース番組などにも出るようになったとのことでした。
 私どもは、長尾先生ほどの権威はないので、マスコミの依頼はございませんから、ネットで何とかがんばります。

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