沖縄県南部保健医療圏脳卒中医療連携システム結成大会
沖縄県医師会会館で開催された、沖縄県南部保健医療圏脳卒中地域連携システム結成大会にお招きいただきました。脳卒中地域連携パスの講演をしたわけですが、 沖縄県の医療体制の充実は医療崩壊の千葉県とは雲泥の差 があります。今回の沖縄県南部は人口約70万人、ちょうど印旛保健医療圏と同じです。リハビリテーション病院数は、前者21施設、後者1施設... 21施設もあっても、経営難の施設は全然ないそうですぞ。1票の格差がよく問題になりますが、病院数・医師数・看護師数の格差は問題にしなくてよいのでしょうか。 沖縄赤十字病院高良英一先生からは、沖縄県南部保健医療圏脳卒中医療連携についてのご講演がありました。脳卒中は長い機能不全とつきあっていかなければならず、地域全体で支える必要があります。今回作成されたパスシートは、 沖縄県医師会のサイト からダウンロードできます。連携パスを通じて、沖縄県の脳卒中登録事業を再開させたいとのことでした。沖縄県は、以前は長寿で有名でしたが、今は、食生活の欧米化で40歳代の脳卒中・冠動脈疾患が多いそうです。沖縄県の食生活の欧米化は、他の地域の比ではないでしょう。こんなところにも基地問題が...