第15回 東京Parkisonism臨床研究会


ベルサール八重洲で、第15回 東京Parkisonism臨床研究会が開催されました。私はアデノシン受容体について講演しました。

この講演で参考にした本、「Adenosine Receptors in Neurology and Psychiatry」はこちらから購入できます。Amazonでも。


アデノシンの代謝など、「Imaging of the Human Brain in Health and Disease」に書いています。


アデノシンの代謝は迅速にイノシンやAMPに、体内半減期は0.6〜1.5秒、直接測定するのは困難です。こちら。なので、血中のアデノシンそのものの濃度を測定するのは困難… 受容体を検討することになるわけです。

アデノシンの代謝のゴール、尿酸と、パーキンソン病の関連はこちらこちら。尿酸値が高いほどパーキンソン病の進行が遅い、DatSCANの低下も少ない、SWEDDs多しと。

Jacobson先生のアデノシン受容体と治療戦略についての総説はこちら。全身に分布しています。逆に様々な副作用も予想されるわけです。

アデノシンA2A受容体の立体構造はこちら

アデノシンA1受容体の役割はこちら

健常者のアデノシンA2A受容体の分布はこちら

被殻アデノシンA1受容体とアデノシンA2A受容体の加齢変化の違いはこちら

パーキンソン病における被殻アデノシンA2A受容体分布はこちら


順天堂大学の下泰司先生からはパーキンソン病の頭痛について。パーキンソン病非運動症状の総説はこちら。Indoらの研究はこちら。パーキンソン病の48%に頭痛。基底核の痛覚での役割はこちら
被殻のtopographyはこちら。L-DOPAによる、痛みの閾値上昇はこちら。migraine with auraはパーキンソン病に移行する頻度が高い。こちら

大阪赤十字病院の高橋牧郎先生からは、パーキンソン病の発症機序と非運動症状について。皮膚のα-syncleinはこちら。咽頭粘膜のsyncleinが嚥下障害に関連。こちら。Lew pathologyの100年はこちら。高橋先生の論文はこちら。camptocormiaはこちら。opioid系の総説はこちら。pain matrixの総説はこちら

パネルディスカッションでは、パーキンソン病における認知症、非運動症状について議論されました。

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