第33回山陰認知症ケア研究会

米子コンベンションセンターで第33回山陰認知症ケア研究会が開催されました。2001年に発足、アリセプトが世に出た当時に認知症のケアの重要性を認識されていた鳥取大学浦上克哉先生の先見の明には頭が下がります。

私は、認知症の画像について講演させていただきました。認知症患者が罹患しうる、脳卒中など救急疾患についても提示いたしました。

11C-PiB PETで集積があっても発症していない高齢者が2割。こちら。Act-FASTはこちら。脳卒中“時短”のための日本医科大学付属病院の試みはこちら。血管内治療のディバイスによっても“時短”はこちら。再開通の時間が早い方が予後良好。こちら。血管性認知症の診断基準についてはこちら



福祉ネットワーク・やえやまの當山房子先生からは認知症ケアについてのご講演でした。ユマニチュードの4つの柱も、やり方があると。10秒以上見つめる。満面の笑み。手を掴むのではなく肩や背中にそっと触れる。行動型前頭側頭型認知症ではうまくいかないことが多いが、それでもやってみる。引きこもりがちでADLが落ちている行動型前頭側頭型認知症で、ラウンジまで出てくるようになった症例が提示されました。

明日は第38回全日本トライアスロン皆生大会、この研究会が終わる頃、米子コンベンションセンターはトライアスロン参加者であふれていました。

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