第3回印旛脳卒中地域連携パス講演会


 千葉県佐倉市のウィシュトンホテル・ユーカリにおいて、第3回印旛脳卒中地域連携パス講演会を開催しました。印旛脳卒中地域連携パス:InCliPSの会議です。今までは急性期から回復期の連携を中心に検討してきましたが、今回は宍戸内科医院の宍戸英樹先生に、かかりつけ医・在宅医療の現状と対策についてご講演いただきました。在宅医療の経験の有無で認識が異なること、佐倉市の試みなど、勉強になりました。私からは県統一パスの見通しをプレゼンしました。新八千代病院荒井泰助先生からは回復期施設の立場から、地域リハビリテーションと千葉県の状況についてお話がありました。その中で、抗血小板薬の選択理由とMRI所見について回復期が求めていること、パス導入で入院日数や転院までの期間が短縮されたことが報告されました。最後のパネルディスカッションでは、各業種の代表によるパスに関する議論をしました。急性期が考えた情報提供と回復期側が欲しい情報の解離、患者と家族の後遺症回復の認識の問題などが浮き彫りになりました。後日簡単な議事録を出す予定です。
 千葉県統一パスの運用方法によっては、この会を発展的解消するか、別個に運営していくのか、千葉県統一パス会議の一つとして運用していくのか、微妙な状況です。いずれにせよ、2009年7月に「千葉北脳卒中地域連携パス研究会」と名称を変えて開催される予定です。

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