Core Member Meeting


立川グランドホテルでCore Member Meeting −地域の脳卒中1次・2次予防を考える−が開催されました。
災害医療センターの髙橋良英先生からは、心房細動のablationについてのご講演。ablationの利点は、運動耐性能の改善、左室拡張能・収縮能の改善、洞機能の改善、脳梗塞のリスク軽減、腎機能の改善。RE-LYでの死亡原因の60%以上が心血管イベントで、多くが心臓、心不全・突然死。Wilberらの論文はこちら
肺静脈からのトリガーと左心房からのリエントリーをブロックするのがablation。電気焼灼の他、バルーンテクノロジーで冷却やレーザーという手法もあるが、効果がまだまだと。Nittaらのマッピングの論文はこちら

高橋先生の論文はこちら。体重減少と心房細動リスク軽減はこちらこちら。家族歴も2倍のリスク。こちら。遺伝子多型も今後ablation適応への応用が。一過性心房細動で効果が高く、慢性化する前にablationと。

川崎医科大学の木村和美先生からは、心原性脳塞栓のご講演。NVAFが主因。Iguchiらの論文はこちらこちら。倉敷の調査で、心房細動が1.6%。1年で0.9%が新規の心房細動。心房細動の1,164例のうち、5年間で24%が死亡と。J-MUSICはこちらこちら。脳梗塞の1/4に心房細動があり、心房細動があるとNHISSが重症。Shibasakiらの論文はこちらこちら。心原性脳塞栓ではBNP高値。新規心房細動でBNP高値。入院時にsinusでも、複数Hoterを実施する事で6.8%に心房細動が見つかると。心房細動の50%が無症状、一過性だと90%で無症状。心電図以外のバイオマーカーも重要です。第9因子複合体によるワルファリンリバースはこちら。ワルファリン内服例が脳出血になると見る見るうちに拡大し死亡。NOACでは血腫の拡大は少ないそうで。

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