エリキュース エキスパートセミナー

エリキュース エキスパートセミナーが東京プリンスホテルで開催されました。
日本医科大学循環器内科の清水渉先生からは、日本医科大学付属病院のapixiabanの使用実態が報告されました。apixaban登場当初は、他のnon-vitamin-K-antagonist oral anticoagulants(NOAC)との特徴であるCKDなどリスク患者が中心でしたが、今はCHADS2スコアでも幅広く使用されるようになりました。

大阪大学循環器内科の奥山裕司先生からは、adherenceについて。complianceとの違いはこちらにありました。complianceは医療者側の視点、adherenceは患者の積極的参加。warfarinのTime in Therapeutic Range(TTR)はこちらこちらこちら

九州大学病態機能内科の北園孝成先生からは、Fukuoka Stroke Regstryの解析から二次予防について。心原性脳塞栓は再発も多く、死亡率も高い。

久留米大学糖尿病性血管合併症病態・治療学講座の山岸昌一先生からは、AGEs-RAGE系と凝固系について。metabolic memoryはこちら。apixiabanのPAR-1を介した抗炎症作用はこちら。PAR-2についてはこちら

公立陶生病院循環器内科の長内宏之先生からは、抗Xa活性の測定について。reviewはこちら。apixabanのモニタリングについてはこちら。AXAモニターはヘパリンのモニターとして使用されていますが、apixabanのモニターに応用できるか。ピーク3.5以上、トラフ2.0以上は高いと。

京都大学医学統計生物情報学の森田智視先生からは、臨床試験の統計について。intension-to -treat分析については、こんなサイトがありました。こちらもご参照を。on treatment解析は成功例の解析。

ということで、いつものNOACの研究会とは毛色が違う内容、勉強になりました。

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