専門職向け公開講座 地域ケアの実現に向けて 第27回

専門職向け公開講座 地域ケアの実現に向けて 第27回が日本医科大学武蔵小杉病院講堂で開催されました。

演者は日本医科大学医療心理学の野村俊明先生。高齢の受刑者のお話でした。医療刑務所や社会復帰促進センターでのご経験と調査から、高齢の受刑者の増加、学歴はあまり高くなく、認知機能が著しく低い一群がいらっしゃる実態がわかりました。しかし、欧米と比べると、日本の受刑者高齢化率は突出していると。応報刑か社会復帰のためか、刑罰の目的の違いがあるからと。つまり、犯罪を冒した時、判断能力があるアルツハイマー病だったとして、刑務所に入ってからドンドン認知機能悪化が進行するようなケース、社会復帰が目的だとすると刑務所にいる意味がないわけです... 罪が決定してから、アルツハイマー病とわかっても、刑務所の医務官が意見してはいけないと。ただひたすら刑期が過ぎるのを待つのだそうです...



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