川崎南部DLB研究会

ホテルKSPにおいて、川崎南部DLB研究会が開催されました。

かわさき記念病院の長濱康弘先生からは、脳神経内科の立場から、レヴィ小体型認知症(DLB)の症候についてレクチャーいただきました。精神症状についてはこちらこちらこちら。幻覚・誤認・妄想が特徴。アルツハイマー病(AD)では幻覚・誤認はほとんどない。こちら。垂直性眼球運動障害も少なくないと。こちら

大阪大学大学院連合小児発達学研究科行動神経学・神経精神医学橋本衛先生からは、DLBの精神症状についてご講演いただきました。DLBでは精神症状は周辺症状というよりは中核症状。ADではCDRが増加、つまり症状の進行に伴いNPIが増加、つまりBPSDが悪化。しかしDLBでは初期から激しいBPSD。こちら
ノイズパレイドリアはこちら。幻聴についてはこちら。DLBは約1/3に幻聴があり、そのほぼ前例に幻視もあり。ADでは幻聴単独が多い。幻聴があると妄想・うつが増加。幻聴だけではNPI低いが、幻視も伴うと治りにくいと。DLBでは嫉妬妄想が多い、こちら。MMSE実施中にADでは取り繕いがよく観察されるが、DLBでは少ない、こちら。DLBに対するdonepezilの効果はこちら。rivastigmineはこちら。不安が幻視を誘発する、こちら。幻視などを誘発する写真などは外しておく。

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