第72回栃木県核医学研修会

宇都宮東武ホテルグランデにおいて、第72回栃木県核医学研修会が開催されました。

福井大学医学部高エネルギー医学研究センターの岡沢秀彦先生からは、放射線科医の立場から、認知症や変性疾患の画像診断についてご講演がありました。臨床放射線の特集号はこちら。複数の検査を組み合わせて診断すべき。DaTSCANのSBRのみで判断せず必ず視覚読影を。カウントのピークから線条体のVOIを作成する手法はこちら

私は脳神経内科医の立場から講演しました。アミロイド抗体薬などアルツハイマー病根本治療が実現すると、アミロイドPETが必須になる。今の治験から考えるとおそらくMCIなど軽症が対象。スクリーニングとしてアミロイドPETを実施するわけにはいかないので、新時代の診療体制を考えなければなりません。アミロイドPETでアルツハイマー病が否定できた症例、嗜銀顆粒性認知症と思っていたらアミロイドPET陽性だった例、posterior cortical atrophyの症状を呈したアミロイドPET陽性例を提示しました。

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