3rd International Expert Meeting on the Treatment of Parkinson's disease


品川プリンスホテルで開催された、3rd International Expert Meeting on the Treatment of Parkinson's diseaseに出席しました。大阪大学の戸田達史先生からは、パーキンソン病の遺伝子についての講演がありました。孤発性のパーキンソン病でも、α-synucleinの遺伝子座が関与しているとのこと、将来は、single nucleotide polymorphism(SNP)の検査キットにより、薬の効果や副作用が事前にわかり、テーラーメイド医療に応用できるかもしれないそうです。 DBSのセッションでは、広瀬源二郎先生の講演がありました。致死率は極めて低いが、適応は厳格に決めるべきとのことでした。すくみ足には、130Hz→60Hzにして3.7V程度の高い電圧にすると効果があるという論文があるそうですが、広瀬先生の患者さんではうまくいかなかったとのことでした。Yves Agid先生からは、DBSがパーキンソニズムに効果があっても、社会適応や配偶者との関係なども面からは必ずしも患者さんにとってhappyではないことがあるとのお話がありました。Anthony H. V. Schapira先生からは、continuous dopaminergic stimulationの講演がありました。正確に服薬できるのは1日1回の薬で、2回以上の薬とは有意差ありとの論文が紹介されました。除放剤の他、パッチ剤や、apomorphineのimplantが期待されます。

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