ラジカット発売10周年講演会

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 九州大学北園孝成先生からは、Fukuoka Stroke Registryの成果の一端が示されました。edaravoneと言えば腎機能障害、しかし多変量解析ではedaravoneはむしろ腎障害を減らす因子だったとか。REBIOSでは、脳卒中のbiomakerの探索。VREBIOSは、そのvaridation。
 東京女子医科大学岡田芳和先生からは、内膜剥離術やバイパス術後の過還流による出血が、血圧コントロールとedaravone投与で予防できたという例が提示されました。
 聖マリアンナ医科大学長谷川泰弘先生からは、neurovascular unitの保護に関する講演がありました。 toll like receptorの論文はこちら。penumbraの改善を目指して様々な脳保護療法が試みられましたが、基礎実験で成功しても臨床治験で成功したのはedaravoneだけ。発想を変え、penumbra frozen、と。そして、Phase IIにbiomarkerを使用すべきと。FLAIR画像がMMP levelに関与という論文はこちら。MMP-9と関与しているらしいhyperintense acute reperfusion injury marker(HARM)の論文はこちら。尿酸投与がMMP-9を下げたという論文はこちら
 国立循環器病センターの山口武典先生からは、Postmarketing Registry on Treatment with Edaravone in acute Cerebral infarction by the Time window of 4.5 hour(PROTECT4.5)と名付けたedaravoneの特定使用成績調査の中間報告がありました。tPAとedaravone投与のタイミングについてもデータが出てくるかもしれません。

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