第2回Novaritis PD Symposium

ウェスティンホテル東京で第2回Novaritis PD Symposiumが開催されました。昨年の模様はこちら

第一部は、α-syncleinのpropagationとプリオン仮説がテーマ。東北大学神経内科の長谷川隆文先生からは、培養系による検討について。でも名古屋からで間に合わず.... 東京都医学総合研究所の野中隆先生からは、α-syncleinの蓄積モデルにおける、凝集体が伝搬する仕組みについて。TDP-43についてはこちら
国立精神・神経医療研究センター病院の齊藤祐子先生からは、病理の立場から、α-syncleinの進展について。Nat Rev Neurolの「100 years of Lewy pathology」はこちらBraak先生のα-synclein脳幹上行仮説が有名。Fumimuraらの論文はこちら。Ikemuraらの論文はこちら。Sengokuらは嗅球からの進展を報告dual hit hypothesisへ。Neuroscience Research AustraliaのGlenda Halliday先生からも病理のお話。総説はこちら。パネルディスカッションでは、プリオン病とパーキンソン病の進展の違いから、プリオン仮説には違和感ありとの意見あり。しかしこの病態の解析により、発症あるいは進展の予防が期待されます。しかも、他の変性疾患にも応用できるか...

第二部は、non-motor symptom。鳥取大学脳神経内科の野村哲志先生からは、睡眠障害について。睡眠のスケールについてはこちら。野村先生のRBDの論文はこちら。University of TorontoのSusan Fox先生からは、motor symptomに対するnon-dopamnergic therapy。istradefyllineのmeta-analysisはこちら。mGluR5とジスキネジアについての論文はこちら。セロトニンについてはこちらこちら。University of SalernoのPaolo Barone先生からは、認知機能などnon-motor featureについて。総説はこちら。PDDとhomocysteineはこちら

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