第6回Stroke Prevention Forum


 大阪国際会議場で開催された、第6回Stroke Prevention Forumに出席しました。
 宮崎大学浅田祐士郎先生からは、アテローム血栓の病理についてのご講演がありました。脂質が豊富な血栓を思い浮かべがちですが、頭蓋内の血栓では脂質が乏しく線維性の血栓が多いとか。
 大阪大学北川一夫先生からは、超音波診断を使った頚動脈病変についてのご講演でした。インターロイキン6が頚動脈のプラークから放出、CAS後の脳梗塞と関連があるそうで。
 東京女子医科大学内山真一郎先生からは、頭蓋内の動脈硬化について。頭蓋内の狭窄は、側複血行で臨床上問題にならないこともあります。手術適応の判断はSPECTです。
 京都大学木村剛先生からは、冠動脈の動脈硬化についてでした。脳梗塞との関連が高いです。
 東京医科大学重松宏先生からは、末梢動脈疾患(Peripheral Arterial Disease;PAD)のご講演でした。症候性PADと無症候性PADで、脳梗塞発症リスクが変わらないそうです。ということは、無症候性のPADもきちんと検査しないといけません。特に糖尿病です。

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