第2回東邦大学医療センター佐倉病院病診連携フォーラム

 第2回東邦大学医療センター佐倉病院病診連携フォーラムで講演をしました。この講演の前に、日本医科大学千葉北総病院の千葉県共用脳卒中地域連携パスの使用状況を見てきましたが、3ヶ月で約60例の発行と順調です。
 東邦大学医療センター佐倉病院の小川明宏先生からは、同院の実績が報告されました。パスのみでリハビリテーションの状況や自立度を伝えるのは困難なので、リハビリテーションサマリーも併用されています。日本医科大学千葉北総病院も同様です。
 佐倉厚生園嶋田淳一先生からは、回復期病院での問題点が提示されました。急性期病院は2〜4週間、回復期病院は約半年のおつきあいです。再発予防のためのリスクファクターの管理には留意されています。急性期病院が在院日数を削減する弊害として、合併症管理のずさんさ、ガンが回復期病院で見つかったりすることが多くなっているようです。同じ連携パスを使っていても、情報が乏しい場合もあるそうで、特に、他科の情報が不足している。例えば、心原性脳塞栓なのに心臓の情報がない。FAXで最初の情報が送られてくることがほとんどですが、字がつぶれていることもあり、メールで送ってもらった方がいいのではないか、とのことでした。



 来週は第2回千葉県脳卒中連携の会です。

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