第52回日本核医学会学術総会 1日目
第52回日本核医学会学術総会が始まりました。
私は、パーキンソン病におけるアデノシンA1受容体の分布について。アデノシンA2A受容体では、症状の左右差に伴った変化があったり、治療後の変化を報告していますが、今回は未治療のパーキンソン病のアデノシンA1受容体を調べました。しかし、アデノシンA2A受容体とは違い、MPDX PETで変化を検出できませんでした。
招待講演は、PiBで有名なPittsburgh大学のChester A. Mathis先生。当初発症前のアルツハイマー病を診断できると話題になりましたが、研究が進むと、健常者でも60歳以上で20〜60%でPiB陽性。2012年4月6日にFDAがAmyvidを承認。今後出てくる根本治療のマーカーとしても期待されます。
ランチョンセミナーは東京都健康長寿医療センター研究所の石井賢二先生のアミロイドイメージング。ε4陽性でPiB集積増加。bapineuzumabの治験でPiBの集積低下が示されましたが、臨床症状は変化なし。こちらは髄液。
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